メリット・デメリット

生協(コープ)の共同購入の仕組みとは?

生協の共同購入とは、組合員(生協の加入者)の注文を、生協がまとめて生産者や事業者に注文して、商品の発送をまとめて行なう「まとめ買い」「まとめて発送」の仕組みのことです。

生協の主な事業としては「宅配」「店舗」「共済」がありますが、共同購入は特に「宅配」に関係しています。

共同購入のメリット

安心・安全な商品を、安定した価格と安い送料で届けてもらえるのが共同購入の仕組みであり、メリットです。

消費者が望む安全・安心な商品が買える

子どもと食事

生協で注文できる商品は、生協独自の安全基準に基づいて生産や取り扱いがされています。

果物、米、卵、畜産品(牛、豚、鶏)、水産品(魚、魚介類)などは産直(産地直結)で、農協や漁協などの生産者組織と生協が直接手を結ぶことで安全で新鮮な商品作りを目指しています。

例えば「野菜の栽培時に農薬や化学肥料は不使用」「加工品に使用する食材は国産のみ」「不要な添加物や着色料、保存料は使わない」など。

これは組合員が「私たちは(商品名)を注文します」というコンスタントな注文があるからで、生産者や事業者が安心して商品開発や生産ができる為に欠かせない仕組みになっています。

自分たちが欲しい物を開発したり、現在取り扱いのある商品を改善したりできるのは、生協の共同購入を行なっていることが大きいです。

安定した価格で購入できる

節約

組合員が商品を注文後、生協がまとめて発注することで、生産者や事業者は効率の良い生産や出荷が行なえて、過剰な在庫を抱えることも減ります。

例えば生活クラブは1965年に「まとめ買いをして安く分け合おう」と牛乳の共同購入を始めたことをキッカケに誕生しました。

その為、いつでも安定した価格で、いつもの商品が購入できます。

流通にかかるコストが減らせる

子育て支援

生協では週1回、地域ごとに決まった曜日と時間に商品を宅配します。

これは「ルート配送」と呼ばれるもので、ネットスーパーや一部の食材宅配サービスとは違い、自分でお届け日時を自由に指定できません。

生協の共同購入では、組合員が注文した商品をまとめて発送、組合員宛へまとめて宅配することで、流通にかかるコストが減らせるというメリットがあります。

以前、ヤマト宅急便が「運賃値上げ」や「配達時間帯の指定枠や再配達締め切り時刻の変更」を発表したことが大きな話題になりました。

これはネット通販の利用が年々拡大しており、荷物量が大幅に増加したことで「大量の荷物をその都度に宅配」と「指定時間にお届け」「留守時は再配達」の負担が過度になったことが大きな原因に挙げられています。

生協の宅配は「週1回、決まった日時に定期宅配」「留守時は不在宅配(指定場所に留置き)」になるので、上記のような流通のコストが抑えられます。

生協の宅配はネットスーパーと比較して「送料(配達手数料)が安い」というメリットがありますが、これは週1回のルート配送で流通のコストが安く抑えられる為、その分、送料も安くなります。

共同購入のデメリット

週1回しか宅配がない

生協の注文・宅配サイクル

生協の宅配はまとめて注文、まとめて配送が基本なので、週1回の注文と宅配になります。

1週間分をまとめ買いするのは、なかなかハードルが高く、食材が足りなくなった時は買い足す必要が出てきます。

その為、他の食材宅配サービス(別の生協の宅配、ネットスーパーなど)と併用したり、その都度、近所のスーパーで買い物をする人も多いです。

ちなみに、夕食宅配(お弁当、お惣菜セットの配達)では、週3回や週5回のお届けになります。
その際に毎日の食事に欠かせない卵、牛乳、食パン、果物などの追加注文も可能ですが、取り扱いの商品は通常よりも少ないです。

まとめ

生協の共同購入の仕組みは、消費者と生産者がお互いにメリットを受けられる為に必要不可欠なものです。

生協の宅配に関しては「週1回で曜日と時間帯が決まっていて、スーパーのような特売品は売っていないから、ちょっと使いにくいな」と思う人も少なくありません。

スーパーなどの買い物とは仕組みが全く違う分、安心・安全で品質の高い商品がいつでもお手頃価格で注文できたり、配送手数料が安かったりします。

生協は消費者の共同組織で、非営利目的なので「安全で安心な商品を子どもに食べさせたい」「今ある(商品やサービス)は、この部分が不満なので改善して欲しい」という思いに応えてもらえる食材宅配サービスと言えます。

らでぃっしゅぼーや