長持ちするにんじんの保存方法まとめ!常温・冷蔵・冷凍は何が良い?

にんじんは比較的に保存がきく常備野菜ですが「1本3袋入り」や「大袋入り」でまとめ買いすると、使い切れずに余りやすい野菜でもあります。

何の対策もしないまま保存すると、乾燥によってシワシワになるので、最後まで良い状態で食べ切れるように、にんじんの保存方法を紹介します。

冷蔵室(2ヶ月)1本ずつ包み、立てて保存

にんじんの保存に最適な温度は0〜5℃です。

その為、冷蔵庫で保存する際は、温度が0~5℃に保たれた冷蔵室で保存するのが適しています。

野菜室の温度は3~8℃で、本来は低温に弱い実野菜(トマト、ナス、ピーマンなど)の保存に向いています。

ただし実際は収納スペース的な問題もあり、にんじんも野菜室で保存することが多いです。

0.袋から取り出して、水気があればふき取ります。
1.葉付きにんじんは、葉の根本を切ります。
2.新聞紙やキッチンペーパーで1本ずつ包みます。
3.ポリ袋にまとめて入れて、袋の口を軽く閉じます。
4.深めの容器に立てて入れます。

今回は葉付きにんじんの保存法について写真付きで紹介します。

葉付きにんじんとは早穫りしたにんじんのことです。葉が柔らかい内に収穫するので、根は柔らかく小さめです。

葉付きにんじん

葉付きの根野菜は、葉に根の水分や栄養が行きやすく、保存場所も取るので、早めに葉と根を切り離します。

切った葉はしおれやすいので、固くて食べられない部分以外は、炒め物や天ぷら、和え物、汁物に使います。

今回の葉付きにんじんの場合、2本で15gくらいの葉の量になりました。少量の葉は「彩りと風味付け(ちょっと独特の苦味があります)」に有効活用してみましょう。

葉を切る

根は乾燥や湿気からの傷みを防止するために、新聞紙やキッチンペーパーで1本ずつ包みます。

新聞紙やキッチンペーパーは「不要な水分を吸収する。通気性を良くする」ために使うものなので、折込チラシのツルツルとした紙は不向きです。

新聞紙で包む

更に乾燥や湿気を防ぐために、にんじん全体がすっぽり入るような大きさのポリ袋やレジ袋に入れて、口を軽くしばったり、折り返したりします。

保存の際、野菜が育っていたのに近い状態にした方が野菜への負担が少ないので、深めの収納ボックスや容器を使って立てて保存します。

今回の葉付きにんじんは、直売所で購入した品だったので、かなり大きくはみ出しています…。

冷蔵室のスペース的に収納が難しいこともあり、野菜室に斜めの状態で保存することにしました。

スーパーで良く売られている五寸にんじん(約15cm前後)であれば、一般的な野菜収納ボックスや冷蔵庫1段分に収まります。

立てて保存

今回の野菜収納に使用しているのは、ダイソーの「野菜収納ボックス(ワイド)」です。サイズは約9✕27✕15(cm)。

カット後はラップに包む

ラップに包んだカット野菜

にんじん1/2本など、丸ごと使い切らず、残ったにんじんは、全体をラップに包んで保存します。

またにんじんの長さや保存場所の都合で、丸ごとの保存が難しい時にも半分くらいの大きさにカットすることもあります。

カット後のにんじんは、切り口から傷み始めるので、早めに使い切りましょう。

常温(冷暗所)は保存期間が1週間と短い

にんじんは秋~冬の野菜なので、特に冬場は常温で保存もできます。

冷蔵室での保存と同じように、1本ずつ新聞紙に包み、立てて保存します。

冷暗所(れいあんしょ)とは、1〜14℃の日光が当たらず、風通しの良い涼しい場所のことです。

気温の高い時期は、冷暗所にした場所の温度も上がりやすいので、冬場以外の季節は冷蔵室での保存が向いています。

冷凍室(1ヶ月)生のままor加熱して保存

にんじんを冷凍すると、火の通りや味の染み込みが良くなります。

料理に彩りが欲しい時に、冷凍したにんじんがあると、何かと重宝します。

生の状態で冷凍する

汁物や炒め物に向いた保存方法です。

1.細切り、いちょう切り、半月切りなど、薄めに切る。
2.冷凍用保存袋に入れて、均一になるように平らにして、空気を抜いた状態で保存する。
または金属製のトレーに切ったにんじんを置いて、凍った後に冷凍用保存バッグに入れる方法もあります。

炒め物や汁物、煮物に使う時は、凍ったまま調理に使います。炒め物にする時は、油はねに注意してください。

和え物やサラダに使う時は、熱湯をさっとかけると、ゆでたような状態に仕上がるので、後はそのまま味付けすればOKです。

ゆでて冷凍する

にんじんグラッセや煮物などに使えます。冷凍した分、柔らかいので早く火が通り、味が染みやすいです。

1.皮をむき、薄め(約5mm幅)の輪切りにする。
2.かためにゆでる。
3.ザルにあけて、粗熱を取る。キッチンペーパーで水気をふき取る。
4.冷凍用保存袋に並べて入れて、冷凍室で冷凍する。

凍ったまま煮汁に入れたり、電子レンジで解凍してから使います。

ピューレ状にして冷凍する

「冷凍にんじんは味や食感がイマイチ…」と思うのであれば、ピューレ状で冷凍するのがおすすめです。

炊き込みご飯、ゼリー、にんじんパンケーキ、ポタージュスープなど、幅広い料理で使えます。

ピューレ状にすることで、皮の有無は全く気にならないので、皮ごと使うと皮付近に多く含まれたカロテノイドビタミンAなどの栄養を逃しません。

1.皮つきのまま輪切りにする。
2.フードプロセッサーやミキサーで撹拌。おろし金ですりおろす。
3.ピューレ状になったら、冷凍保存用バッグに入れて、平らに伸ばす。
4.冷凍室で平たい状態で入れて冷凍する。

使う時は袋の中でパキッと割ります。凍らせる前に菜箸で袋を押して、跡を付けておくと割りやすいです。

干す:切って天日で乾燥させる

にんじんを干す

にんじんは干すことで、保存性を高めるだけではなく、甘みや甘みが増します。

薄い輪切り、細切り、半月切り、イチョウ切りなど、切り方は使いたい料理や干す時間に合わせます。

干すと皮の有無が気にならず、元々皮には多くの栄養が含まれているので、皮ごと切ります。

切り口が大きく、厚みは薄いほど、早く水分が抜けやすく、干し時間も短くなります。

まんべんなく乾燥させるために、干し途中で上下をひっくり返すと、仕上がりにムラができません。

半干しする(1週間)

にんじん(半干し)

1.にんじんを良く洗い、キッチンペーパーなどで水分をふき取る。
2.細切り、輪切り、イチョウ切りなどに切る。
3.ザルやアミに重ならないように置く。
4.日当たりが良く風通しの良い場所に、数時間~半日ほど干す。
5.シワが寄ったり、しんなりしたら完成。乾燥が足りない感じがすれば、翌日にも干す。

半干しが終わったにんじんは、ポリ袋に入れて冷蔵室で保存します。

煮物、炒め物、汁物など、生のニンジンと同じように使えます。

完干しする(3週間)

完干しにんじん

スーパーで売っている「切り干し大根(にんじん入り)」のような状態にするには、更に日数をかけて完全に干します。

半干しは多少水分が残った状態で完成ですが、完干しには時間がかかるので、干し時間の短縮の為にも、なるべく薄めに切った方が良いです。

1~3の行程は、半干しと同じ。
4.日当たりが良く風通しの良い場所に、3日~1週間ほど干す。
※雨や湿気の多い日は、室内の風通しの良い場所や冷蔵室に移動させる。
5.完全に水分が抜けて、ギュッと小さくなったら完成。

完全に干したにんじんは、ポリ袋や保存用ビンに入れて常温で保存できます。

使う時は切り干し大根と同じように水に浸けて、戻してから使います。戻し汁もだし汁として煮物やスープに活用できます。

漬ける:漬け床に入れる

野菜の漬物

にんじんは伝統的な保存方法「漬ける」にも適した野菜です。

塩分の高い調味料の方に野菜の水分が流れ出たり、調味料に殺菌作用があることで、長期保存ができます。

最も手軽に漬けられるのが「浅漬け」や「みそ漬け」で、白菜や大根、きゅうりなどと一緒に漬けると彩り豊かになります。

キャロットラペやピクルスなど、作り置きを用意しておけば、食事の一品に困った時にさっと出せて便利です。

みそ漬け(冷蔵で約1週間)

ぬか床よりも漬けやすいのが「みそ漬け」です。

にんじんの他にも、大根やキュウリなど一緒に漬けても美味しくなります。

漬ける際に使う容器はチャック付きポリ袋やタッパーなど、あまりニオイが移らないものが向いています。

◆材料
みそ:150g
みりん:大さじ1~3
にんじん:適量

◆作り方
1.みそとみりんを良く混ぜて「みそ床」を作る。
みりんは一度加熱して「煮切り」をしてアルコールを飛ばす。
2.にんじんを漬けやすい大きさに切る。拍子切りくらいが良い。
3.みそ床に切ったにんじんが全部隠れるように入れる。
4.冷蔵庫で1日以上漬けて、美味しくなったらそのまま食べられる。

キャロットラペ(冷蔵で3~4日)

キャロットラペ

酢やレモン汁に漬ける「マリネ」は西洋的な保存食で、にんじんとの相性も良いです。

他の野菜と混ぜてサラダにしたり、肉や魚の添え物にしたりと、色々な場面で使えます。

◆材料
にんじん:1本分
酢:大さじ2~3
オリーブオイル:大さじ1
塩と砂糖:少々
黒こしょう:少々

◆作り方
1.にんじんを千切りや細切りにする。
2.酢、オリーブオイル、塩、砂糖、黒こしょうを良く混ぜる。
3.1と2を混ぜ合わせて、30分ほど置いて味をなじませる。
4.タッパーや深めの容器&ラップで、冷蔵庫に入れて保存する。

にんじんの保存方法おさらい

生のにんじんを長期保存するのに最適なのは冷蔵室で保存です。

1本ずつ新聞紙で包み、袋に入れて軽く口を閉じて、立てて保存することで、長時間使わなくてもシワシワになりません。

収納場所的に冷蔵室が難しければ、野菜室で保存します。

根野菜は常温保存OKなイメージがありますが、にんじんに関しては、冬場以外は温度が高くなりやすいので不向きです。

にんじんが大量にあり、食べ方や保存場所に困った時は「冷凍」「干す」「漬ける」などして、バリエーションを増やしてみると、新たなにんじんの良さに気付けるかもしれません。

◆冷蔵室
にんじんの最も適した保存場所。難しければ野菜室。
方法:新聞紙で1本ずつ包み、袋に入れて、立てて保存する。
保存期間:約2ヶ月

◆冷凍室
方法:にんじんを切る(生or固めにゆでる)またはピューレ状にして、冷凍保存用に入れる。
保存期間:約1ヶ月

◆干す
方法:にんじんを薄切りにして、ザルやアミに乗せて、日当たりと風通しの良い場所で干す。
保存期間:半干し(約3日~1週間)、完干し(約3週間)

◆漬ける
浅漬け、みそ漬け、マリネなど
保存期間:数日~1週間

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