パルシステム

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パルシステム

パルシステムは関東を中心に利用されている「生協と生協の宅配サービス」です。

オリジナル商品の品質の高さや安全性、美味しさに定評があります。

また子育て世帯では、手数料が割引になる特典が受けられることから、長年多くの家庭で愛用されています。

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※金額・手数料表記はすべて税込です。

関東中心の1都10県に宅配

パルシステムの宅配エリアは1都10県(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬・福島・新潟・山梨・静岡)です。

上記の都府県内でも、一部地域は配達エリア外な場合もありますが、基本的に幅広い地域で利用できます。

引っ越し先が宅配エリア内であれば、そのまま継続もできるので、ずっとパルシステムを使い続けられます。

取扱い品はオリジナル商品が中心

パルシステムの商品

パルシステムの強みは安全にこだわった、オリジナル商品が購入できることです。

生協は「食の安全性」を重視した商品の取扱いや、商品の開発を行なっていることでも知られています。

そのなかでもパルシステムは「食品の品質の高さと美味しさ」に定評があります。

パルシステムの商品が掲載されているカタログは、ライフスタイルに応じて選べるようになっています。

たとえば、子育て世帯の方が利用するならば、メインカタログを「コトコト」、オプションカタログを赤ちゃんや子ども向けの商品や情報が載った「yumyum For Baby&Kids」にすると、使いやすいです。

家族にアレルギーが気になる方がいれば、アレルギー対応食を中心とした「ぷれーんぺいじ」も便利に活用できると思います。

パルシステムで資料請求や加入申し込みをすると、商品カタログも一緒に届けてもらえるので、それを見ながら注文したい商品があるかどうかを確認できます。

資料請求・資料請求はこちら(無料)

離乳食・幼児食に役立つ食材も豊富

離乳食・幼児食向け食材

パルシステムでは、離乳食や幼児食を作るのに便利な食材や、月齢に合わせたレシピなどの取り扱いも豊富です。

産直野菜を使用した「うらごし野菜」や「冷凍野菜」は、リピーターが多い人気商品の一つです。

また子どもが小さい家庭を対象に、手数料が無料・割引になる子育て特典もあり、気軽に注文しやすくなっています。

そのため「子どもが産まれたから、パルシステムに加入した」という家庭も多いです。

パルシステムで取り扱いのある離乳食・幼児食向けの商品や便利なサービスに関しては、下記の記事でくわしく紹介しています。

商品の値段はやや割高

費用

パルシステムは、オリジナル商品を中心とした品揃えなこともあり、値段がやや割高な傾向があります。

そのため「ネットスーパーに近い品揃えと金銭感覚で買い物がしたい」という人には、少し使いづらさを感じるかもしれません。

一般メーカーの商品を取り扱っており、商品の価格帯も安い生協の宅配サービスとしては「コープデリ」「おうちコープ」も人気が高いです。

各生協の宅配サービスとの違いに関しては、下記の記事で比較しています。よろしければあわせてご一読ください。

放射能への対応は?

パルシステムで取り扱われる食材は政府が定めた基準値の半分以下だけを取り扱っています。

独自基準に基づいた放射能検査も実施されていて、自主検査結果はWebサイトで毎週公開しているので、いつでも確認できます。

乳幼児食品や、米、牛乳など、毎日の食事で利用するものについては、10ベクレル以下を徹底しています。

放射性物質の心配をすることなく、子どもに安心して食べさせられるのは助かります。

入会時は出資金の支払いが必要

生協の宅配サービスを利用する際には、まず出資金を支払い、生協の組合員になる必要があります。

パルシステムの出資金は1,000円または2,000円です。お住まいの地域(都県)によって、金額が異なります。

出資金とは生協のあらゆる事業(店舗やセンターの運営費や商品の開発費など)の元手となる資金として使われるお金のことです。

組合員自らが生協に出資して運営に携わることで、消費者の声を反映した運営や商品開発が行なえるというメリットがあります。

「株主と企業」のような関係を想像してもらえると、分かりやすいと思います。

加入後に、出資金を積み増しする「増資」をお願いされることもありますが、これは任意です。

定期的に増資をしている人からは「ちょっとしたお小遣い、ヘソクリくらいに貯まる」という声も良く聞きます。

パルシステムの出資金はほかの生協と比較して少し割高ですが、脱退時には出資金や増資の全額が払い戻しされるので、金銭的な負担はゼロで利用できます。

パルシステムの配達システム

パルシステムの宅配

パルシステムには、毎週カタログをお届けする従来型の宅配サービスと、アプリで商品の閲覧から注文が完結する宅配サービス「タベソダ」という、2種類の宅配サービスが利用できます。

この記事では従来型の宅配サービスについて紹介しています。

タベソダに関しては、下記の記事でくわしく取り上げているので、よろしければあわせてご一読ください。

週1日の配達。個人宅配もあり

時計とカレンダー

パルシステムの宅配は、週1回、決まった曜日・時間帯での配達になります。

宅配ルートが地域ごとで決まっているので、住まいの地域によって、お届け日時は固定されています。

利用方法は「個人宅配」「ふれんどパル」「グループパル」の3通りがあります。

生協の宅配は「近所の人や家族、職場の人と一緒に共同購入する」というイメージが強いです。

ただし、ネットスーパーやほかの食材宅配サービスのように、自宅の玄関先までお届けする「個人宅配」も利用可能です。

  • 個人宅配:自宅までお届け
  • ふれんどパル(2人で利用):2人分の商品を指定の1ヶ所にお届け
  • グループパル(3人で利用):3人分以上の商品を指定の1ヶ所にお届け

※地域によって名称に違いあり。

留守がちな家庭でも使いやすい留置もOK

通い箱

生協の宅配では、基本的に自分の希望に応じた配達日時の指定はできません。

ただし留守時には専用の通い箱や折りたたみコンテナに商品を入れて、玄関先や車庫前などに留置してくれる「不在時宅配」が利用できます。

ほかの食材宅配サービスやネットスーパーのように再配達を頼む必要がないというのは大きなメリットです。

通い箱の中に保冷剤やドライアイスを一緒に入れてくれるので、鮮度が保たれた状態で商品が受け取れるので、生鮮食品や冷蔵・冷凍品を注文したときも安心です。

カバーや封印シール、カギ付きベルトで、イタズラや盗難防止対策も取られるので、留守がちな家庭でも使いやすくなっています。

希望日時にお届けする「指定便」は東京限定

パルシステムの指定便

ちなみにパルシステム東京では、希望日時にお届けする指定便も利用できます。

宅配エリアは東京都内のほぼ全域で、月曜から金曜日の「9~12時、12~14時、14~16時、16~18時、18~20時」の時間帯が指定可能です。

インターネットからの注文で、注文から最短で6日後にお届けしてくれます。

手数料は1回あたり330円。購入金額が8,000円以上で送料無料です。

パルシステム東京の手数料が、1回248円&1回5,000円以上の注文で165円に減額されることを考えると、少し割高感があります。

ただし2時間きざみで時間帯指定ができるのは、忙しい人には使い勝手が良いと思います。

パルシステムの指定便に関しては、下記の記事でくわしく紹介しています。よろしければご一読ください。

利用の有無に関係なく手数料は毎週かかる

手数料、お金

生協の宅配によって「手数料」の意味合いは微妙に違い、おもに以下の3パターンに分かれます。

  • 各種情報提供やシステム利用に関わる手数料(=利用料)
  • 宅配センターからの配達でかかる手数料(=配送料)
  • 利用料+配送料を引っくるめて「手数料」と呼ぶ

パルシステムの場合は、利用(カタログや商品のお届けなど)の有無に関係なく、週ごとに手数料がかかります

手数料は加入する地域のパルシステムによって異なり、個人宅配では、週1回「198円~220円」が相場です。

たとえば、パルシステム東京の手数料は以下のような金額になっています。

個人宅配 ふれんどパル
(2人で利用)
グループパル
(3人以上で利用)
1回2,000円未満 248円 124円 無料
1回2,000円以上 198円 99円 無料
1回5,000円以上 165円 82円 無料
1回12,000円以上 無料 無料 無料

※加入5年以上の方は、1回8,000円(税込)以上の注文で無料となります。
その他地域の手数料や割引制度は「パルシステム手数料 – パルシステム」で調べられます。

子育て世帯に嬉しい手数料免除・割引特典も

宅配

パルシステムには、該当する世帯を対象とした手数料が免除(無料)または割引になる優待制度があります。

ネットスーパーやほかの食材宅配サービスだと、送料無料・割引の特典を設けている所が限られています。

そのため、妊婦さんや小さな子どもがいる世帯で生協の宅配サービスが多く利用されている理由にもなっています。

優待が受けられる期間や手数料は、パルシステムごとに異なるので、利用する際は「期間」と「割引になる手数料」を確認してください。

例:パルシステム東京の場合

◆キッズ特典
対象:母子健康手帳交付から小学校入学前の子どもがいる家庭
・母子手帳交付から1歳まで → 申請から約26週間、手数料が無料
・小学校入学前(3月末日)まで →1回3,000円以上の利用で手数料が無料

◆シルバー特典
対象:単身世帯で70歳以上/夫婦二人世帯でいずれかが満70歳以上/満70歳以上の方達で住んでいる家族(親子、姉妹、兄弟)
手数料が半額
・加入日から4年目以降は無料
・1回12,000円以上の注文で無料

◆ハンズ特典
対象:障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳、都医療券(難病医療券、128疾患)を所有の方がいる世帯。
手数料が無料

◆被爆者健康手帳所持者優遇
対象:組合員本人または同居する家族が「被爆者健康手帳」を所有している。
手数料が無料

パルシステムでは、新規加入で宅配手数料無料人気商品セットのプレゼントなどの特典も受けられます。

ほかにも人気商品が4週連続で10%OFFなど、お試し利用もしやすいです。

パルシステムの申し込みはこちら(無料)

注文方法

注文(注文書、ネット、電話)

  • 注文用紙
  • webサイト(オンラインパルサービス)
  • スマートフォンアプリ(パルシステムアプリ、Webカタログ)

注文方法に関しては、ほかの生協の宅配と違いは特にありません。

あえて言うならば「FAX注文ができない」という点でしょうか。

インターネット注文「オンラインパル」の注文締切日は、注文用紙提出日(=配達日)の翌日13時と長めです。

次回のカタログを見ながら注文ができるので「ダブり買い」や「注文し忘れ」など、生協ならではの失敗が防げます。

クレカもOK!3通りの支払い方法

クレジットカード

  • 指定口座からの自動引き落とし
  • クレジットカード
  • ポイント

パルシステムとほかの生協の宅配サービスの大きな違いの一つに「クレジットカード払いが使えること」があります。

基本的に利用代金の支払い方法は、どこも「口座振替」一択が多いなかで、クレジットカード支払いができるのは、かなり便利ですね。

VISA、JCB、American Express(AMEX)、Dincers、Mastercardのロゴ付きであれば、どのクレジットカードでもOKなので、新しくパルシステムで使う用のクレカを作る必要もありません。

クレジットカード払いだと、500円ごとに1ポイント貯まり、支払いにも使える「パルクルポイント」が貯まらないというデメリットがあります。※パルくる便や商品特典のポイントは貯まります。

ただし「ポイントの貯めやすさ」を考えると「100~200円ごとに1ポイント」や「月額利用代金に応じて1%貯まる」系のクレジットカードのポイントを貯めた方が、高還元率になって良いです。

パルシステムを選ぶべき?

意見

ほかの生協の宅配サービスと比較した、パルシステムのメリット・デメリットをまとめてみました。

◆メリット

  • 商品の品質や美味しさに定評がある。
  • 離乳食用の食材やレシピが豊富。
  • 該当世帯への手数料免除・割引制度あり。
  • 希望日時にお届けする「指定便」が使える。
  • クレジットカード払いもOK。

◆デメリット

  • オリジナル商品が中心で「割高」に感じることが多い。

「食品の安全性や美味しさにこだわりたい」や「子どもが小さい時期に生協を利用したい」という基準で生協の宅配サービスを考えている人は、パルシステムを選んで間違いありません。

じっくり検討してから入会したい人向けに「資料請求だけ」も可能なので、まずは資料請求から始めてみるのも良いと思います。

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この記事の執筆者
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はじめての有機野菜と食材宅配の管理人を務めています。様々な食材宅配サービスやデリバリーサービスを体験し、気づいたことや学んだことをわかりやすく伝えていきます。どうぞよろしくお願いします。

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