結婚したらお中元・お歳暮は両親(実家)にも贈るべき?親同士に任せた方が良い?
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結婚後、初めてお中元やお歳暮のシーズンを迎えたときに「親や親戚関係に贈るべきか?」は悩むところです。
お中元やお歳暮に関するアンケートで「お中元やお歳暮を送る相手は?」の結果を見ると、約半数が両親に贈ると回答しています。
親や親戚間でのお中元・お歳暮のやり取りに関する考え方は、家ごとに大きく違います。
当サイト管理人も、お中元の時期に義母から「親御さんはお中元はどのように考えているの?」と聞かれたときは戸惑いました。
自分たちや自分の親は特に贈る気がなくても、相手の親が贈る気であれば、最初にそれなりの対応をしないとあとあとが大変です。
それぞれの意見を聞きながら最善策を選べるように、当記事では「親や親戚間でのお中元・お歳暮をどうするか?」について取り上げたいと思います。
この記事の目次
結婚前は贈らなくて良い
婚約中や来年に結婚を控えている場合は、贈るかどうか迷うところですが、お中元やお歳暮は結婚後に贈るで構いません。
親や親戚へのお中元・お歳暮は、結婚によってできた縁を繋げるものとしての役割を果たすので、結婚前に贈ることはありません。
その代わりに手土産など、お中元やお歳暮ではない形で贈り物をした方が、お互いに気を使わずにすみます。
親へのお中元・お歳暮の贈り方
親にお中元やお歳暮を贈るとなった場合、一般的な選択肢としては、以下のいずれかの方法でやり取りをします。
- 自分たちが親に贈る
- お互いの親同士でやり取りする
自分たちに決定権がないことが多く、親へ「お歳暮ってどう考えてる?」と相談したときに、どちらかを言われるかと思います。
「別にどちらでもよいと思う」と曖昧な返答が来た場合は、すでに結婚している兄弟姉妹がいれば、どうしているかを聞いてみます。
家庭によっては義兄弟宛にも贈ることもあるので、そちらも合わせて確認しておきましょう。
自分たちが親へ贈る場合、実家や義実家と別居していれば両家に贈ります。
金額は5,000円前後が目安です。
どちらかの親と同居している場合は、別居している方の親に贈る形になります。
親同士がやり取りする場合は、全面的に親に任せてもよいと思います。
予算や相手先の好みなど、贈る上で必要な情報を忘れずに提供します。
将来的なトラブル回避に「贈らない」選択肢も
正直言えば、お中元やお歳暮は贈らない方が、のちのちを考えても圧倒的に楽です。
お中元・お歳暮は毎年、必ず贈るものであり、一度やり取りをすると、やむを得ない事情以外でやめることは、ほぼ不可能です。
結婚した年だけは贈り、翌年からは贈らないのは、相手に対して失礼な行為です。
ここで言うやむを得ない事情とは、離婚、体調不良、病院に入院/施設に入居、死去などが当てはまります。
知人や友人、上司であれば、引っ越しや異動・転職・退職など、付き合いが疎遠になったタイミングでやめることができます。
一方で、親となると、贈れないほどの事情がない限り、ずっと贈り続ける必要があります。
両家の親が健康なときに「これからはお中元やお歳暮を贈りません」と止める宣言をすると、大なり小なりトラブルになる可能性が高いです。
それはお中元やお歳暮のやり取りをすることを、両家の繋がりと考える人が多いからです。
「今後は贈るのをやめにしたい」というのを「縁を切りたい」、「今後はお付き合いしたくない」という意味に捉えられると、両家の仲がこじれる原因になります。
将来的な面倒事を避けるならば、お中元・お歳暮ではない形でやり取りをした方が無難です。
ちなみに、結婚して最初の数年間はとりあえず贈ってみて、相手から「今後はお気遣いなく」と断りの連絡がきたら止めても構いません。
「結婚当初は贈っていたけど『気を使うからやめてほしい』と言われたので贈らなくなった」という家庭もあります。
お中元・お歳暮に関係なく季節の品を贈る
遠方に親御さんが住んでいて、普段はまったく会う機会がないのだから、何かやり取りしないと気が済まない。
と思う方におすすめしたいのが、お中元・お歳暮の時期に関係なく、季節の品を贈ることです。
実質的には、お中元・お歳暮に近いものですが「毎年、同じ時期に品物を贈り合わないといけない」と思わせる負担感は減ります。
お中元やお歳暮の時期に品物が届かなくても「疎遠になった」と感じさせずに済むのは、心証的に違います。
ほかにも父の日や母の日・誕生日にプレゼントをする代わりに、お中元・お歳暮は贈らないという方法もあります。
この場合は、自分の親にプレゼントを渡す方が、自分たちも両家の親ともに気苦労がありません。
ちなみに、親宛のお中元やお歳暮は5,000円が相場ですが、記念日のプレゼントになると、各人の裁量によるところが大きいので、予算は3,000円未満~10,000円あたりが目安です。
品物ではなく、食事や旅行など、形には残らないけれど思い出が増えることを重視する方もいます。
親戚に贈るべきかは親と要相談
贈る相手としては、祖父母、伯父(叔父)、伯母(叔母)が多いです。
親戚にお中元やお歳暮を贈るかどうかは、まず親戚間で贈り合う慣習があるかを確認します。
◯親族同士で堅苦しいことはしたくないので、互いに贈らないようにしている。
◯親戚からは毎年頂いているが、自分たちからは贈っていない(別の形でお礼をしている)。
という場合は、無理に贈る必要はありません。
実際にお会いする際に手土産を持っていく、旅行してきたのでお土産を渡しに行く程度にしておいたほうが気楽です。
一方、親戚間で贈り合う習慣があり、それを自分たちにも「贈った方がよい」と勧めてくる場合は、それに従います。
その際には、予算はどのくらいで、どのような物を贈ればよいのかも合わせて確認します。
仲人には3年間が目安
仲人さんへは3年間(長くても5年間)を目安に贈ります。
今後ともお付き合いを続けていく方であれば、もちろん3年以降も贈って構いません。
ただし、当日の結納や結婚式の媒酌をお願いした「頼まれ仲人」の方へ贈り続けるのは、相手方が負担に感じやすいので、区切りのいいところで止めるのがスマートです。
また仲人側から、電話やお礼状などで「今後はお気遣いなく」と断りの連絡が来た場合は、そのときがやめるタイミングになります。
一切のやり取りがなくなるのは寂しい話なので、今後は年賀状や暑中見舞いなど季節の挨拶状で近況報告をするとよいと思います。