輸入物は要確認!オーガニックで買った方が良い有機野菜・果物13選
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スーパーで売られている輸入物の野菜や果物。
国産よりも値段が安く、量も多いので、購入する機会も多いのではないでしょうか。
気を付けたいのが「農薬」や「食の安全性」のこと。
The Only 15 Foods That Are Worth Buying Organicでは、残留農薬などの問題からオーガニックを買う価値がある15の食品を紹介しています。
それらを参考に、輸入農産物ではなく、できれば国産や有機栽培を選びたい野菜や果物をまとめてみました。
この記事の目次
オーガニックで買うべき野菜・果物
リンゴ
リンゴは農薬散布回数や量が多く、残留農薬が残りやすい果物の一つです。
よく洗えば一部の付着物は落とせますが、完全ではありません。
皮を剥けばある程度、残留農薬を減らすこともできますが、皮を剥いてしまうと皮や皮付近に含まれる栄養価もなくなってしまいます。
栽培の難しさから、自然農法や有機栽培のリンゴを手に入れることは難しいですが、なるべく国産のリンゴや有機・減農薬栽培で作られたリンゴを購入した方が安心です。
国産リンゴの表面がテカテカしているものは、リンゴが自らつくり出した「ろう物質」で食べても何ら問題はありません。だだし輸入物のリンゴに関しては「天然のワックス」とは限らないので要注意です。
イチゴ・ブルーベリー
ビタミンCが多く、甘くて美味しいベリー系。
皮を剥かず、そのまま食べる果物なので、どうしても散布された農薬が気になります。
スーパーで買ったイチゴやブルーベリーの表面が少しテカテカしているのを見かけたら「殺虫剤や防カビ剤が表面に付いている」可能性があります。
イチゴやブルーベリーは、非常にデリケートな果物のため「しっかり洗って付着した農薬などを落とす」というのが難しいです。
生の輸入物のイチゴやブルーベリーを買う機会は少ないと思いますが、冷凍モノには輸入物のベリーを使っているケースが多いので要注意。
なるべく国産や有機栽培のものを選んだ方が安心度は高いです。
有機野菜などを取り扱うお店や食材宅配サービスでは、有機冷凍ベリー各種を取り扱っているところもあります。
モモ・ネクタリン
果物のなかで残留農薬が多めなのが、モモ・ネクタリン。
雨や水などで成分が流れないように、散布される農薬には浸透剤や薬剤が入っているので、薄い皮のモモやネクタリンの場合は、皮を剥いても剥かなくても危険度は高め。
有機栽培のモモやネクタリンは出回っている量が少ないので、できれば近場で収穫されたものを選んだ方が、保存料などを減らすことに繋がります。
ブドウ
「一つのブドウから15種類もの農薬が検出された」という調査結果もあるほど、ブドウは使用される農薬が多い果物の一つです。
ブドウは熟すと甘い匂いを周りに放ち、虫がよって来やすいので、どうしても農薬を散布する必要が出てきます。
またチリ産のブドウは、日本やアメリカと比較して、農薬の規制が厳しくないため、より大量の農薬が使用されている恐れがあります。
「国産の有機栽培のブドウ」は一応ありますが、出回っている数が少ないです。
そのため、スーパーや八百屋で「国産とアメリカ・チリ産のブドウ、どちらを買おうか?」と選ぶ機会があれば、国産を選ぶことをおすすめします。
同じ果物でも柑橘系は、皮を剥いて食べるぶん、安全性が高くなるので「有機/非有機どちらでもよい」果物の一つです。
セロリ
ビタミンや食物繊維が豊富で、スープや炒め物などに万能に使える「セロリ」。
ある調査では「セロリは数ある野菜や果物のなかで、もっとも残留農薬が多い」という結果が出ています。
セロリは皮が薄く、そのまま食べる野菜なので、農薬が浸透しやすく「皮を剥いて食べる」がしにくいです。
ピーマン
セロリと同様に皮を剥かずに食べるピーマンは、やはり塗布された農薬が心配。
アメリカ農務省(USDA)のデータによると、従来のピーマンの約70%が、農薬が塗布されていることが分かっています。
また熟成させて色が変われば変わるほど、農薬使用量も多いので、青ピーマンよりも赤や黄ピーマンの方に注意を向ける必要があります。
スーパーで見かける青ピーマンの大半は国産品がほとんどですが、パプリカ(赤ピーマン、黄ピーマン)になると、まだまだアメリカ産を多く見かけます。
葉物野菜(ほうれん草、レタス、ケールなど)
葉物野菜(ほうれん草、レタス、ケールなど)や、花蕾野菜(ブロッコリー、カリフラワーなど)は、病気や害虫に弱いため、農薬や殺虫剤の使用量が多くなりがちです。
葉物野菜や花蕾野菜に関しては、JASマークが付いた有機栽培の商品もよく見かけるので、買いやすいと思います。
普段からよく食べる野菜に関しては、少し高くても安全性の高いものを購入した方が将来的にも安心です。
トマト
トマトがオーガニックの方が良いのは「トマトが病害虫に弱く、残留農薬が多くなるから」という理由だけではありません。
普通に栽培されたトマトと、有機栽培されたトマトを比較した際、オーガニックトマトの方が栄養価が高かったという研究結果があります。
またトマトソースも「オーガニックトマトを使った瓶詰め、プラスティック容器詰め」の方が好まれます。
缶詰だと食品の腐敗を防ぐために缶の内側に化学物質が塗られている場合があり、健康に悪影響を及ぼす可能性があるので、トマト缶を含めて、なるべく避けた方がよいです。
じゃがいも
じゃがいもなど根菜類は、畑の化学物質を吸収しやすい性質があります。
「アメリカで流通するじゃがいもの79%は何らかの物質で汚染されている」というデータもあるので、国産や有機栽培のじゃがいもを積極的に選んだ方がよいです。
ただし日本で出回っているじゃがいもは国産がほとんどで、皮さえ剥けば残留農薬をかなり減らせるので、それほど問題視しなくても大丈夫。
オーガニックでなくてもよい食品は?
有機野菜や果物は農薬の心配が少なく、安心して食べられますが、普通の野菜や果物と比較すると、どうしても値段が高くなりがちです。
食べるものをすべて有機栽培の食材に切り替えようと思うと、かなり食費がかかります。
「あえてオーガニックで買うほどの価値はない」という野菜・果物の例をまとめてみました。
ポイントは「農薬の使用回数が少ない」「厚い皮に覆われており、皮をむけば残留農薬の心配が少ない」の2つです。
【農薬の使用回数が少ない】
ナス、玉ねぎ、さつまいも、アスパラガス、コーン、バナナ
【厚い皮に覆われており、皮をむけば残留農薬の心配が少ない】
アボカド、スイカ、メロン、パイナップル、パパイヤ、柑橘系(オレンジ、レモン、グレープフルーツなど)
※柑橘系は皮も使いたい場合は、国産か有機栽培のものを選ぶことをおすすめします。
どうしても安全性が心配な野菜や果物を食べることになった場合は「重曹やお湯洗いで、付着した農薬などを落とす」「皮を厚めにむく」などで対応してみてください。