Amazonフレッシュとネットスーパーの違いとは?楽天西友ネットスーパーと比較してみた

※記事内に広告を含む場合があります

当サイトは更新を終了しました。
長きにわたり当サイトを愛読、応援くださった方々には誠に感謝しております。

※この記事の内容は執筆時点のものです。サービス内容・料金など、現時点の最新情報とは異なる場合がございます。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

Amazonフレッシュ

自宅まで生鮮食品をお届けする宅配サービスと言えばネットスーパーが有名です。

イオンやイトーヨーカドー、西友など主要なスーパーが実施しており、お住まいの近くの店舗が「担当店舗」となり、ネットなどで注文した商品を配達してくれます。

大手ネット通販サイト「Amazon」も、Amazonフレッシュの名称で生鮮食品の取り扱いと宅配サービスを開始しており、開始当初は「Amazonがネットスーパーに参入した」と話題になりました。

ではAmazonフレッシュと従来のネットスーパーには、具体的にどのような違いがあるのでしょうか?

数あるネットスーパーのなかから、今回は西友が楽天と組んで提供しているネットスーパー「楽天西友ネットスーパー」と比較してみたいと思います。

※金額・手数料表記はすべて税込です。

取り扱い品目・値段

注文可能な食品

生鮮食品、日配品、飲料、日用品など、いつもスーパーやドラッグストアで買うような商品はどちらも同じように買えます。

商品の価格は楽天西友ネットスーパーの方が全体的に安い傾向にあります。

元々、西友は商品の値段が安いスーパーです。楽天西友ネットスーパーでは店舗と同じように、西友のプライベートプランド「みなさまのお墨付き」の商品も多数取り扱っているので、日常的に食べるような食品に関しては特に割安に感じやすいです。

とはいえ、Amazonフレッシュとの値段の差は「数十円」と少ないです。
またPB商品以外は値段が大きく変わらなかったり、Amazonフレッシュの方が安かったりする場合もあり、生鮮品は季節によっても変動が激しく、どっちもどっちという感じです。

生鮮食品 Amazonフレッシュ 楽天西友ネットスーパー
トマト 214円 214円
バナナ 181/500g 150/1カット
牛肉(切り落とし) 613/150g(国産) 695/170g(国産)

Amazonフレッシュでは、生野菜から旬の果物、スイーツから専門店グルメまで、幅広い食材も取り寄せられます。

また同じ野菜でも複数の種類を取り扱っていることも多く、たとえば「トマト」でも、あめトマトやチェリートマト、アイコ、シシリアンルージュトマトなど、定番から変わったものまでたくさんの種類から選べる楽しさもあります。

ちなみに楽天西友ネットスーパーで調べると、「トマト1個or1パック」「チェリートマト」くらいしか表示されませんでした。

また肉や魚はAmazonフレッシュ、楽天西友ネットスーパーとも、冷凍、冷蔵などバリエーションがあるので、「その食品を日持ちさせたいか、すぐに使うかどうか」でも使い勝手に違いが出てきます。

生鮮食品に関しては、自分の目で見て買えないぶん「傷んだ食品が届くのではないか?」と心配に思いますが、Amazonフレッシュ、楽天西友ネットスーパーともに返金保証があり、商品に満足できなかったときは全額返金が受けられます。

飲料 Amazonフレッシュ 楽天西友ネットスーパー
炭酸(ウィルキンソン/500ml4本) 355円 355円
い・ろ・は・す 天然水(2L×6本) 674円 699円
エリエール ティシュー5箱 433円 438円

日配品や飲料、日用品は、ほとんど同価格です。

みなさまのお墨付き(西友のPB商品)になるとさらに安くなりますが、PB商品以外はそれほど大きく値段は変わりません。

利用にかかるお金

◆Amazonフレッシュ

  • Amazonプライム:年間5,900円(月491.6円)/月額600円

◆楽天西友ネットスーパー

  • 入会金・月額費用・年会費:無料

AmazonフレッシュはAmazonプライム会員向けサービスの1つで、利用するためには「1.Amazonプライムに会員登録をする。2.Amazonフレッシュを利用する」という手続きが必要になります。

※Prime Student会員または家族会員(同居の家族2人まで)の方も利用が可能です。

Amazonフレッシュの利用には月額料金はかかりません。Amazonプライム会費に含まれますが、都度送料490円がかかります。

イオンネットスーパーでは、月額500円で何回注文しても送料無料になる「お気楽プラス」という定額制配送サービスを行なっている店舗もありますが、Amazonフレッシュには特にそのような特典はありません。

そのため「送料490円をどう捉えるか?」や「毎月どれだけ宅配サービスを利用するか」によって、使い勝手の良し悪しが変わってきます。

楽天西友ネットスーパーは入会金・月額費用・年会費などすべて無料なので、定期利用からその都度利用まで、オールマイティに活用できます。

Amazonプライム、Amazonフレッシュともに30日間無料体験でお試し利用できるので、まずは1ヶ月間使ってみて、継続するかどうかを決めてみてもよいと思います。

ちなみにAmazonプライム会員になると、Amazonフレッシュ以外に以下のようなサービスが利用できます。

Amazonプライム会員特典
・対象商品のお急ぎ便、お届け日時指定が無料で利用可能
・一部の特別取扱商品(サイズが大きい商品、重い商品)の取引手数料が無料
・プライム・ビデオ:映画やテレビ番組が追加料金なしで見放題
・Music Prime:追加料金なしで100万曲が楽しめる
・プライム・フォト:Amazon Driveに写真を容量無制限で保存できる
・プライム会員限定先行タイムセール
・Prime Reading:対象のKindle本(雑誌、マンガ、Kindle Singlesを含む)を追加料金なしで読み放題
・ベビー用おむつ、おしりふきが15%割引(Amazonファミリー特典)

もともとAmazonフレッシュは(年々会員数が増える)プライム会員の特典をさらに充実させるために開始されたような宅配サービスです。

「Amazonで生鮮食品も宅配してもらえる」ことに、どれだけメリットを感じるかで、利用の有無が変わってくるように思います。

配送エリア

東京の地図

Amazonフレッシュは1都2県(南関東)、楽天西友ネットスーパーは17都道府県(北海道~九州)と、楽天西友ネットスーパーの方が圧倒的に配送エリアが広域です。

両方とも東京、神奈川、千葉が配送対象ですが、利用可能な地域は楽天西友ネットスーパーの方が多いです。

Amazonフレッシュは東京23区と23区に近い地域、楽天西友ネットスーパーは西友の店舗に近い地域が配送エリアになるので、各地域に店舗のある楽天西友ネットスーパーの方が宅配可能な地域が広くなります。

◆Amazonフレッシュ
東京、神奈川、千葉

くわしい配送エリアはこちら

◆楽天西友ネットスーパー
北海道
宮城、福島
東京、神奈川、埼玉、千葉
長野、愛知
滋賀、大阪、京都、兵庫、奈良
福岡、長崎、熊本

くわしい配送エリアはこちら

ネットスーパーでは「買い物に行くことが難しい、遠方に住んでいる親や祖父母の代わりにネットスーパーで商品を注文して届けてもらう」という利用法が可能です。

届け先の住所で新しくIDを作成して、クレジットカード払いの場合はIDの登録者とクレジットカードの名義を一緒にして、お届け先の住所の最後に「○○様方」(お届け先に住んでいる人の名前)と記載すればOKです。

一方でAmazonフレッシュは、注文する人(Amazonプライム会員)が配送地域に住んでいなければ、注文はできません。

そのため「自分は住んでいないけど、Amazonフレッシュの配送対象地域に親の自宅や職場があるので、そちらに注文した商品を届けてもらう」という使い方は無理です。

配達時間帯

◆Amazonフレッシュ

午前:8~10時/10~12時
午後:12~14時/14~16時/16~18時
夜:18~20時/20~22時/22~24時

注文から最短2時間でお届け。

注文の際に配送時間の選択枠が表示されて、選択肢があれば、その時間帯の配送が可能。
ネットスーパーのように「当日15時までの注文で当日配送」と、各配送便の締め切り時間が決まっている訳ではない。

◆楽天西友ネットスーパー

午前:10~12時
午後:12~14時/14~16時/16~18時
夜:18~20時/20~22時

ご購入日を含む4日間のなかで選択可能な日時にお届け

Amazonフレッシュには「8~10時」「22~24時」の配達時間帯があります。

上記の配達時間帯はほかのネットスーパーにもなく「9時または10時~22時」なことを考えても、Amazonフレッシュは配達可能な時間帯が非常に広いです。またエリアにより朝7時から夜23時までの時間帯の場合もあります。

Amazonフレッシュは、仕事の関係などで、朝や深夜近くしか確実に帰宅・在宅していない人でも、食材宅配サービスを利用できるのが大きなメリットです。

送料

◆Amazonフレッシュ

  • 1回490円
  • 最低注文金額は4,000円。10,000円以上で送料無料

◆楽天西友ネットスーパー

  • 1回330円
  • 5,500円以上で送料無料

通常送料と送料無料になる金額を比較しても、楽天西友ネットスーパーの方が安いです。

受け取り方法

Amazonフレッシュはアマゾン川崎FC(神奈川県川崎市)、または葛西FC(東京都江戸川区)から、楽天西友ネットスーパーは近くの西友店舗やネットスーパー専用センター、配送拠点から商品が宅配されます。

どちらも商品の受け取りは原則「手渡し」ですが、再配達の有無に大きな違いがあります。

◆Amazonフレッシュ
手渡しでの受け取りのみ。

再配達はなく、受け取れなかった場合はキャンセル扱いになり、代金は返金される。

◆楽天西友ネットスーパー
手渡しでの受け取りが基本。
一部地域では、不在時の留置きサービスや店舗ロッカー受け取りが利用できる。

不在時はお届け日の翌日14時まで再配達の手続きが可能。
再配達手数料が440円かかる。

今回は、Amazonフレッシュが従来のネットスーパーと大きく違う点をまとめてみました。

  • 利用が無料(Amazonプライム会員費のみ)
  • 配達時間帯に「朝8~12時」と「夜20~22時」がある
  • 店舗ではなく、物流センターからの発送
  • お届け先が配送対象のエリアでも注文者が対象エリア外だと利用不可
  • 再配達は一切なし

もともとAmazonプライム会員の方で「生鮮食品の宅配もAmazonで一括したい」と考えている人、確実に在宅しているのが朝や夜遅くしかなく「配達時間の関係で今までネットスーパーが利用できなかった」という人は、上手く活用できると思います。

送料が490円かかるのはやむをえないとして、30日間無料体験のお試しキャンペーンも実施しているので、まずは使ってみて合うかどうかを判断してみるとよいです。

解約はアカウントサービスからフレッシュ会員情報の入力画面があるので、そこからいつでも解約が可能です。

関連記事
この記事の執筆者
執筆者のおすすめ記事を読む
はじめての有機野菜と食材宅配の管理人を務めています。様々な食材宅配サービスやデリバリーサービスを体験し、気づいたことや学んだことをわかりやすく伝えていきます。どうぞよろしくお願いします。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。(2023年10月9日 更新)

ありがとうございます。