やっぱり通販って便利。家庭で気軽に話題のジビエ(野生鳥獣肉)を味わおう

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野性味あふれるジビエを通販で

秋に旬を迎える「ジビエ」

ジビエはフランス語で「狩猟で得た野生鳥獣の肉」の意味で、フランスでは高級食材として昔から重用されています。

少し前まではシカ肉、イノシシ肉、クマ肉といえば「郷土料理」「珍味」というイメージが強かったのですが、最近は都内のレストランや居酒屋などの飲食店で、提供される機会が増えていきました。

今まで曖昧だった衛生管理のガイドラインが策定されたことで、適切な肉の処理や流通が確保されるようになり、少しずつ一般的に普及するようになりました。

その一つの理由に「鳥獣による農作物や山林、自然環境の被害」が挙げられます。
2021年の鳥獣による農作物の被害は全国で約46万2千トンにも上りますが、従来では狩猟で捕獲された鳥獣の数%しか食用活用されていませんでした。

ジビエの普及が進むことで「美味しいお肉」としての活路が開かれます。
「食材活用」になれば、鳥獣被害に悩む自治体がシカ肉やイノシシ肉を新たな特産品としても売り出せます。まさにWin-Winな関係と言えますね。

日本では11月15日から2月15日まで(北海道は10月1日から翌年1月31日まで)が、狩猟のシーズン。ジビエが新たな秋と冬の味覚として人気になるのも遠くはありません。

では、実際にジビエはどこで食べれば良いのでしょうか?

本来であればジビエを提供しているお店へ食べに行くのが良いのですが、住んでいる地域から遠かったり、なかなか食べる機会に恵まれなかったりします。

ジビエ肉を専門に取り扱う通販サイトも数多くあるので「自宅で手軽にジビエ肉を食べたい」というときに活用してみてください。

通販で買えるおもなジビエ

日本のジビエは捕獲数や被害が多い「シカ」と「イノシシ」が二大勢力。

そのほかにもいろいろなジビエがあるので、比較的手に入りやすい種類をまとめてみました。

シカ

シカ肉

鹿肉は高タンパク&低脂肪&コレステロールが低い、美容と健康に良いお肉です。

花札の10月の札がシカに紅葉なことから「もみじ(紅葉)」という別名もあります。

鹿肉の良さ

牛・豚の約1/3、鶏のむね肉やササミとほぼ同じだけの脂肪量なのに、鉄分やビタミンB2が豊富に含まれているので、ダイエット中の女性にもぴったりです。

自然の中で育ったぶん、必須脂肪酸のリノール酸など多価不飽和脂肪酸が多く含まれており、血液中の中性脂肪やコレステロールの量を調整する手助けをしてくれます。

【気になる味は?】
「豚肉と羊肉の間くらい」「牛肉に近いイメージ」。
肉質は筋が少なく、柔らかいので、子どもからお年寄りまで、年齢問わず食べられます。

脂質が少ない分、あっさりさっぱりとした味わいになります。
そのため、鶏むね肉やササミと同じように「パサパサしている」「固さがある」と感じる人もいます。

【食べ方】
焼肉やすき焼き、しゃぶしゃぶ、ステーキ、カレー、ハンバーグなど。

畜産の牛や豚と同じく「ロース、肩ロース、モモ、ヒレ、バラ、スペアリブ、ひき肉」というように部位ごとに分かれて販売されています。

鹿肉は生または加熱不十分な状態で食べると、E型肝炎や腸管出血性大腸菌症の食中毒、寄生虫の感染などのリスクがあります。確実に中心部まで火が通るように、しっかり加熱が必要です。

野生動物のお肉なので、やはり「独特の臭み」は出てしまいます。
調理方法によって臭みは抑えられますが、それでも気になる人もいます。

はじめての鹿肉はソーセージなど、鹿肉独特の臭みを減らす工夫がされている加工品が食べやすいと思います。

イノシシ

イノシシ肉

イノシシ肉は皿に盛られた姿から「ボタン肉」、獣肉食が禁止されていた時代には「山鯨(やまくじら)」とも呼ばれました。

豚肉と比べて低脂肪・低カロリーなお肉です。

ビタミンB2やビタミンB6、ビタミンB12などのビタミンB群(B2、B6、B12)の栄養が豊富に含まれています。

ビタミンB群は、炭水化物、脂肪、タンパク質の代謝に働きかける作用があり、疲労回復にも効果的です。

【気になる味は?】
豚肉とは味や香りがまったく異なり、野性味と独特の臭いが特徴。
食感は固めで、食べ応えがあります。脂が多く乗っていると甘みも感じます。

「イノシシ肉は臭い」と食べるのを敬遠されがちですが、何度かゆでこぼしたり、ミソ仕立てのボタン鍋にしたりすると、臭みが薄れて食べやすくなります。

【食べ方】
豚肉と同じく「ロース、モモ、ヒレ、バラ、スペアリブ」と部位ごとに売られていますが、やはり食べやすいのは、みそ仕立てボタン鍋。精が強いぶん、心身ともに温まります。

イノシシ独特の脂身が苦手な人は、脂身が少ない「赤み」を選ぶと食べやすいです。

クマ

クマ肉

熊肉は薬膳料理にも使われるほど滋養効果が高いお肉です。

コラーゲンが多く、身体を温める作用もあり、女性にもぴったり。

生息地域が限定されている為、シカやイノシシよりも、出回る量が少ないです。

狩猟地(生息地)によって、クマ肉の種類は「ヒグマ」と「ツキノワグマ」に分かれます。

【気になる味は?】
「強いて言えば牛肉に近い」「牛肉と馬肉の間の味」「食感は牛肉っぽいが、味は全然別物」という感じです。独特の旨味があり、味も濃厚。

独特の臭いはあるので、上手く調理する必要があります。

【食べ方】
熊煮(煮物)や熊鍋(鍋)、熊汁(みそ汁)など、ほかの野菜と一緒に煮込むのが定番の食べ方です。

脂の融点が低いため、常温だと柔らかくなり、火を通すと身がギュッと固くなって、弾力が増します。

叩いたり、煮込んだり、タンパク質の分解酵素の強い食材を一緒に入れたりすることで、柔らかくすることが調理時のポイントです。

ネギやショウガ、トウガラシなどの香辛料を入れたり、みそで味付けしたりすると、熊肉独特の臭い消しになります。

うさぎ

うさぎ肉

うさぎ肉はほかの獣と違い、野生化や駆逐対象になっていないため、フランス料理のコース料理くらいでしか食べる機会がありません。

江戸時代は徳川家で三が日にうさぎ汁を食べる風習があったのですが、現在は秋田県の一部地域で「日の丸肉」として提供される程度です。

現在日本で出回っているうさぎ肉は狩猟ではなく、飼育されたものがほとんどですが、一部の通販サイトでは「珍しいお肉」としてジビエの取扱いに入っています。

【気になる味は?】
うさぎは1羽2羽と数えるだけあり、肉質は柔らかく「鶏肉に近い淡白な味」と言われます。

市場で出回っているのが野生ではないため、獣肉独特の臭いはなく、ジビエや変わった肉初心者の人でも食べやすいです。

【食べ方】
汁物、すき焼き、ソテー、唐揚げなど。
牛肉や豚肉よりも、鶏肉と同じような料理法が向いています。

食材宅配の醍醐味の一つに、近所のスーパーでは手に入らない、珍しい食材が手に入ることが挙げられます。

ジビエもそのなかの一つ。

さすがに当サイトの有機野菜業者の比較で紹介している食材宅配サービスでは買えませんが、もう少し一般的になれば、取り扱ってくれるところも出てきて欲しいですね。

どれもクセのある食材で、なかなか美味しく料理をするのは大変ですが、一度は食べてみたい味です。

秋と冬の味覚と言えば「カニ」ですが、今年はジビエもいかがでしょうか?

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