玉ねぎのおもな切り方5通り、カレーやスープ、丼物に合うのは?

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玉ねぎの切り方

玉ねぎは炒め物、煮込み、スープ、揚げ物、サラダなど、いろいろな料理で使われます。

基本の切り方と特徴を覚えておけば、玉ねぎを使うときに困りません。

玉ねぎの下ごしらえ

新玉ねぎ

玉ねぎは皮をはぎ、白い部分にたどり着くまでむきます。

その後、玉ねぎの上下(葉元と根の部分)を切り落とします。

「皮をむく」と「上下を切り落とす」は逆でも構いません。

余った玉ねぎは冷蔵保存

ラップに包んだカット野菜

玉ねぎ1/2や1/4を使うレシピの場合、使わなかった分の玉ねぎはラップで覆うか、ポリ袋に入れて空気を抜き、冷蔵室で保存します。

保存期間の目安は3~4日です。しばらく玉ねぎを使う予定がなければ、薄切りやみじん切りにして冷凍すればOKです。

玉ねぎの切り方

玉ねぎを切る

玉ねぎを切ったときに涙が出るのは、玉ねぎに含まれる硫化アリルが原因です。

玉ねぎを切ることで、破壊された細胞から発生する成分(硫化アリル)により、鼻や目が刺激されて涙が出るので、刺激を弱める対策を取るのが有効的です。

・事前に玉ねぎをよく冷やしておく
・包丁と玉ねぎの切り口を水で濡らす
刺激臭や辛味のモトとなる成分の発散が抑制されます。
・よく切れる包丁で素早く切る
細胞をなるべく潰さないようにすることで、細胞の破壊を最小限にする。

一口大に切る:炒め物、煮物

一口大の目安は「縦・横ともに約3cm」です。

野菜がゴロゴロ入るような炒め物や煮物(ラタトゥイユ)などに向いています。

玉ねぎを一口大に切ることは少ないですが「角切りよりも大きいサイズにしたい」というときに使える方法です。

1.玉ねぎを縦に半分に切ります。
2.切り口を下にして、さらに縦半分に切ります。
3.食べやすい大きさになるように、玉ねぎを5~6等分にします。

輪切り:焼肉、すき焼き、天ぷら

丸ごとの玉ねぎを、繊維に逆らって切ります。

焼肉やすき焼き、天ぷら(オニオンリング)で玉ねぎを食べるときに使用します。

1.玉ねぎが横向きになるように置きます。
2.玉ねぎが転がらないように左手でしっかりと抑えます。
3.端から一定幅で切っていきます。
幅は1cm、1.5cm、2cmなど、料理に合わせて変えます。
4.焼肉、BBQ、フライなどに使うときは、輪が崩れないように、つまようじや竹グシで留めます。

薄切り:炒め物、煮物、サラダ

玉ねぎの切り方のなかで、もっとも多く使われる切り方が「薄切り」です。

炒め物(野菜炒め、焼きそば、ナポリタン)、丼もの(親子丼、カツ丼)など、用途は多種多様にあります。

1.玉ねぎを縦半分に切ります。
2.根元の固い部分をV字で切って、取り除きます。
3.切り口を下に置き、薄く切ります。

玉ねぎの繊維に沿って切るか、逆らって切るかによって食感が変わります。玉ねぎを使う料理に応じて使い分けます。

◆繊維に沿って切る
繊維が残るので食感がシャキシャキになります。
炒め物、丼物、サラダ、マリネ向けです。

◆繊維に逆らって切る
繊維が断ち切られるので、食感が柔らかくなり、加熱したときにすぐしんなりします。
オニオンスープ、煮込み料理向けの切り方です。

クシ型切り:煮物、炒め物

薄切りよりも玉ねぎの存在感が出るのが「クシ型切り」です。

肉じゃが、みそ汁、野菜スープ、酢豚、回鍋肉など「もう少し玉ねぎを主張したい」というときに使える切り方です。

1.玉ねぎを十字に切り、4等分にします。
2.4等分にしたものを半分または3等分に切ります。

根元で玉ねぎ同士が繋がっている状態なので、バラバラにしたいときは根元を切ります。

みじん切り:炒飯、ドレッシング

細かく切った玉ねぎを使いたい料理には「みじん切り」にします。

チャーハンやオムライス、リゾット、ハンバーグ、タルタルソースなどを作るときには欠かせない切り方です。

1.玉ねぎを縦半分に切ります。
2.半分になった玉ねぎを切り口を下、先端を右向きに置きます。
3.繊維に沿って根元の手前まで細く切り込みを入れます。
4.包丁を水平にして、根元の手前まで細かく切り込みを入れます。
5.3と4の切り込みが広がらないように指で押さえて、細かく縦切りにします。

玉ねぎの切り方で料理の味は変わる

玉ねぎは縦に繊維が入っているので、切り方を変えれば、味や食感も変わります。

普段作っている料理でも、いつもと違う切り方をしてみると、また違った味わいに出会えるかもしれません。

スープ、汁物:料理によって使い分け

オニオンスープ

◆薄切り
繊維に沿って切ると、煮込んでも形が崩れず、食感が残ります。
「野菜スープの玉ねぎは、しっかり残っている方が好き」という場合は、繊維に沿って薄切りにするのが良いです。

クシ型切りも使われますが、大きさがバラバラになるので、食感や火の通りが均一にならないのがデメリットです。

一方で繊維に逆らって切ると、細胞が壊れやすいので、柔らかな食感になります。
オニオンスープを作るときは、縦半分に切ったあと、繊維に逆らって切ると、炒めたときに柔らかくなりやすく、甘みや旨味が出たスープが作れます。

◆角切り
ほかの食材も小さく切るような野菜スープには「角切り」が合います。
みじん切りは細かくなり過ぎるので、角切り、さいの目切りなど、ある程度大きさがあった方が食べごたえがあります。

丼もの:薄切り

牛丼、親子丼、カツ丼などの「丼もの」に使うときは、薄切りが一般的です。

薄切りには、繊維に沿って切る「縦」と、繊維を断ち切る「横」の2パターンありますが、食べたときの食感や味の好みで決めるとよいと思います。

◆薄切り(縦)
加熱しても形が崩れず、食感が残せるので「玉ねぎも食べている感」があります。

◆薄切り(横)
短時間で早く火が通り、食感は柔らかく、甘みが増します。
「すぐに完成させたい」「丼物は甘めが好き」というときに向いています。

カレー:味や食感で選ぶ

◆薄切り(繊維に沿って切る)・クシ型切り
カレーに使う玉ねぎの定番の切り方です。
1個1個のサイズを大きくすると、煮崩れしにくく、形が残りやすいです。

特にクシ型切りは「カレーにしたときに、玉ねぎをしっかりと味わいたい」と思うときに向いています。

繊維に逆らって切ると食感が柔らかくなるので、カレーにはあまり使われません。

◆みじん切り
キーマカレーなど、ほかの食材も細かく切るようなカレーに向いています。

みじん切りにすると、甘みや旨味が出やすいので、カレーに入れる玉ねぎの1/3~1/2分をみじん切りにすると、簡単にカレーにコクが出ます。

ほかの記事ではカレーに使う「じゃがいも」や「にんじん」の切り方も紹介しています。

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