【冷凍弁当宅配】食宅便の塩分制限食の体験談、味と料金のバランスが良く高評価
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日本は成人の3人に1人、そして高齢者の3人に2人が高血圧と診断されています。
血圧を下げるには、運動や食事などでの生活習慣の改善が必要不可欠です。
厚生労働省では、一日の塩分摂取量の目安を、成人男性は7.5g未満、成人女性は6.5g未満としています。
そして高血圧学会によると「高血圧予防には6g以下に抑えることが望ましい」とされています。
ただし、実際の日本人は上記の摂取量を大きく超える塩分を摂取(約10g)しており、毎日の食生活を変えて減塩していくのは、なかなか大変です。
毎回食事前に塩分計で塩分濃度を測ったり、減塩食のレシピ通りに作ったりするのは負担が大きいものです。
無理なくできる減塩として、塩分制限食の宅配弁当を利用する方法があります。
一部の宅配弁当サービスでは、1食あたりの食塩相当量を2g以下に抑えた減塩食のお弁当を提供しています。
今回はそのなかの一つ、食宅便のケアシリーズ「塩分ケア(7食分)」を体験してみたので、評価などをシェアできたらと思います。
この記事の目次
冷凍弁当の7食セット
食宅便の塩分ケア おかず7食は、1食あたりの塩分を2.0g以下に抑えた7食1セットをお届けするコースです。
注文する際は、A~Gから自分が好きなセットメニューを選びます。1食ずつの選択はできません。
セット内容は以下のとおりです(今回注文したのはEセット)。
- Aセット
- サバの塩焼き、スープカレー、魚介のトマトソース煮、鶏肉の照り煮と蛸の唐揚げ、タラのきのこクリーム、海鮮味噌煮込み、八宝菜
- Bセット
- タラの洋風グリルと温野菜、ペスカトーレ、鶏肉の唐揚げ甘酢あん、サワラの柚庵焼き、鶏のデミソース仕立て、豚しゃぶおろしソース
- Cセット
- アジの当座煮、さっぱり豚肉の中華風、ブリの山椒焼き、鶏のトマトソースとじゃが芋の洋風煮、ハンバーグおろしソース、赤魚の煮付、コク旨韓国風チゲ
- Dセット
- カジキの照り煮、サバの香味ソース、サケとさつま揚げの香味ソースがけ、豚肉のB.B.Q.ソース、タンドリーチキン、帆立のチャウダー、豚肉の粒マスタード焼き
- Eセット
- やわらかミルフィーユ豚カツの卵とじ、デミグラスハンバーグ4種のチーズ焼き、鶏肉とかぼちゃのグリル豆乳ソース、赤魚の揚げ煮野菜あんかけ、牛すき焼き関西風(うどん入り)、サケのチャンチャン焼き風、さんまの有馬山椒煮
- Fセット
- 白身魚の柚子風味あんかけ、ビーフストロガノフ、回鍋肉、チキンの香草焼き、サバの味噌煮、牛蒡と豚肉の卵とじ、シーフードホワイトカレー
- Gセット
- ブリ大根、鶏肉のハニーマスタード、肉じゃが、麻婆茄子、チキンのもち麦入りトマトソース、カツオのガーリックステーキ、サワラのみりん焼き
※メニューは適宜変更され、現在は違うメニューになっています。
夫婦ともに同じ食事をとりたい時は、同じおかずセットを2つ頼みます。
塩分ケアは、おかずのみの冷凍弁当ですが、ご飯(150g)やおみそ汁もあわせて注文できます。
他にも食宅便では、ダイエットや糖尿病、腎臓病など、食事制限や食事療法が必要な方向けの制限食(冷凍)も豊富に取り扱っています。
- カロリーケア
- 1食あたりのカロリーが約400kcalや約530kcal
- 低糖質セレクト
- 1食あたりの糖質を10g以下に制限
- たんぱくケア
- 1食あたりのたんぱく質が約13g以下(塩分、カリウム、リンも考慮)
- やわらかい食事(あいーと)
- 噛む力が衰えた人向けに、やわらかく仕上げた食事
献立の作成や栄養計算、特別な調理も必要なく、電子レンジで温めるだけで制限食が食べられるのは、かなり助かります。
もちろん、普通食も取り扱っているので、食事制限の必要ない人でも利用できます。
冷凍室に常備できる
食宅便の冷凍弁当は、ヤマト運輸のクール便で届きます。
(以前は自社の配達スタッフによる常温弁当の1食ずつのお届けも行なっていましたが、現在はサービスを終了しています)。
1食あたりの大きさは週刊誌や雑誌のB5サイズよりも少し小さめで、冷凍庫に7食セットを入れると標準的なサイズの冷凍庫の半分を占めます。
ちなみに、お弁当を立てて収納すると、中のおかずが動くので、平置きが無難です。
単身者向けの冷蔵庫サイズだと、冷凍室が7食セットで満杯になる可能性もあるので、届く前に冷蔵庫の整理をおすすめします。
冷凍状態で配送・保存をするため、冷凍弁当の賞味期限は長いです。
2019年4月末に届いた塩分ケアの賞味期限は、2020年1月26日だったので、約9ヶ月以上もちます。
食宅便の公式サイトでは、「賞味期限は、商品パッケージに貼ってあるラベルに記載があります。お届け後はお早めにお召し上がり下さい」としか記載されていませんが、実際はかなり賞味期限が長いお弁当が届きました。
そのため、昼食や夕飯が作れない時用の非常食として、ストックしておく使い方もできます。
毎週~月1で配達頻度が選べる
注文日から最短4日で商品が届きます。
食宅便の冷凍弁当はクール便でお届けするので、不在時の留め置きができません。
留守の際は不在票が投函されて商品は配達員の持ち戻りになるので、再配達を頼む必要があります。
ただし、毎回の配達ごとに時間帯指定が可能なため、確実に受け取れる時間帯を選べば大丈夫です。
冷凍弁当とは思えないほど味が美味しい
食材宅配サービスのお弁当は1食あたり3~4品が主流ななかで、食宅便の冷凍弁当には5品ものおかずが入っています。
自分で料理を作る場合は、メイン1品と副菜が1~2品になりやすく、使う食材の少なさから栄養の偏りが気になるところです。
一方、食宅便を利用すると、手間なくいろいろな食材が食べられて、栄養バランス的に良くなります。
気になる味に関しては、塩分ケアで「まずい」と思ったお惣菜は一品もありませんでした。
冷凍品を解凍すると味や食感が落ちるのでは?と考えがちですが、食宅便では出来上がったお弁当を急速冷凍しており、旨味を逃さず、解凍時も水分が出にくくなっています。
スーパーやコンビニのお弁当と比較すると、味はやはり薄味です。
それでも、塩気が足りないと感じることは一切なく、どれも美味しく食べられました。
7食セットの内容はすべて違うため、毎日食べても飽きる心配がありません。
食宅便を運営する日清医療食品は、全国各地の病院や福祉施設へ配食サービスを行なっており、そのような場所で提供される食事に近いものが自宅で食べられます。
自社便の配送ではないので、容器の回収は行なわれておらず、食べ終わった容器は洗って、自治体の分別に従って捨てます。
夕飯用にはおかずがもう一品欲しい
食宅便の冷凍弁当は基本的に野菜中心で、1食にいろいろな野菜が入っています。
普段の食生活や仕事にもよりますが、働き盛りの男性の場合、冷凍弁当だけでは夕食に物足りなさを感じやすいと思います。
特にスーパーやコンビニの「ご飯と主食がメイン、副菜が少し」のようなお弁当に慣れていると、量が少なめです。
実際に夫(20代後半)からは「デスクワークの人や高齢者なら良いと思うけど、特に肉体労働をしている人は、これだけじゃ足りないと思う」と言われました。
その際はメインのおかずを1品増やすことで、満足のいく献立に仕上がります。
すべての料理に対して塩分を気にしながら調理するのは大変ですが、一品だけ手作りするぶんには、負担が少なくて済みます。
または晩酌のおつまみとして食べるぶんには、ちょうどよい分量と内容になっています。
電子レンジで加熱は慣れが必要
食宅便の冷凍弁当は、袋右下の部分をハサミで切り取ってから、電子レンジで温めます。
加熱時間は「500Wで4分、700Wで3分30秒。お弁当の底を触った時に冷たい場合はさらに10秒ずつ加熱」と公式で案内されています。
ただし、実際はメインのおかず1品が、かなり温まりにくいです。
特にフラットテーブル(テーブルが回らないタイプ)の電子レンジを使用している場合は、加熱ムラが起こりやすいと思います。
そのため、大半のおかずが温まったら、袋からお弁当を取り出して、冷たいメインだけお皿に移して温めた方が効率的です(弁当の容器は一体型で、おかずごとに外すことはできません。)。
生活習慣の改善を考えるなら継続利用がおすすめ
継続的な生活習慣の改善が必要で、毎日のように塩分ケアの冷凍弁当を利用する場合は、らくらく定期便の利用が便利です。
配達頻度は毎週・隔週・月1回から選べます。
1度注文すれば、その都度注文する必要がないので、注文し忘れの心配がありません。
お届けを一時停止したいときは、配達日5日前までに連絡をすればOKです。
また食宅便では購入額の1%が食宅便ポイントとして付与されて、貯まったポイント数に応じてスイーツやグッズなどに交換できます。
さらに、らくらく定期便を利用するとポイント付与率が2倍になり、たとえば、塩分ケア7食セットを注文した場合は80ポイントが貯まります。
利用をすればするほど、お得に食宅便が使えるので、定期的な購入を検討しているのであれば、らくらく定期便をおすすめします。