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話題の皮ごと食べられる種なしブドウ「シャインマスカット」とは?旬の時期から食べ方、保存方法まで徹底解説

シャインマスカット

シャインマスカット酸味が少なく、抜群に甘く、透き通るような味わい種なしで皮ごと食べられる食べやすさで近年人気のブドウです。

マスカット独特の爽やかで上品な香りと味、薄皮でパリッとした張りがありながら、果肉はジューシーで、その独特の食感は「お菓子のようなブドウ」と表現する人もいます。 

ヒスイのような見た目の美しさや実がポロポロと落ちることが少ない為、贈答用の高級フルーツ、お中元のギフトとしても利用されています。

まだまだ生産量が少ない分、希少価値が高く、都心部では1房1万円以上することもあるシャインマスカットは、一度は味わってみたいブドウNo.1です。

今回は年々人気が高まっているシャインマスカットの魅力について紹介したいと思います。

最近話題のシャインマスカットとは?

シャインマスカットは、安芸津21号×白南の交配で誕生した大粒・白系ブドウです。

2006年に品種登録された比較的新しい品種のブドウですが、年々知名度が高まり、比較的どこでも栽培ができることから「次世代ぶどう」として人気急上昇中です。

安芸津21号は「スチューベン×マスカットオブアレキサンドリア」、白南は「カッタ・クルガン×甲斐路」の交配品種で「マスカットの女王」と呼ばれるアレキサンドリア・マスカットのクオーターです。

食べ方:種なしで皮ごと食べられる

シャインマスカットの食べ方

シャインマスカットは、さっと水で洗えば、そのまますぐに食べられます。

冷蔵庫から出して20~30分ほど経ってから食べると、シャインマスカット独特の甘みをより感じやすくなります。

種なしで皮ごと食べられるので、皮・種用の容器を用意しなくて大丈夫です。

1粒1粒が大きくて食べごたえがあり、皮が薄く酸味や渋みもないので「お菓子のように食べられる」と、子どもから大人まで人気があります。

黄緑色の粒が黄色くなるほど熟すと更に甘みが増すので、1日で食べ切らず、数日に分けて食べてみると色々な美味しさが味わえます。

シャインマスカットのタルトは定番人気

シャインマスカットのタルト

「皮ごと食べられるので、皮をむく手間がない」というメリットを活かして、タルトやケーキ、パフェのトッピングとして使うと、よりおうちデザートがワンランク以上、豪華に仕上がります。

シャインマスカットを使ったスイーツで人気があるのがタルトで、キルフェボンでは「シャインマスカットのタルト」を例年9月に販売しています。

タルト台にカスタードクリームを乗せて、スライスしたシャインマスカットを乗せれば完成です。

ゼラチンで作ったパージュでツヤ出しをすれば、ツヤツヤ感が一層増して綺麗です。

味と食感が素晴らしいシャインマスカットだからこそ、ジュースなどにはせず、そのまま食べて欲しいブドウです。

保存方法

シャインマスカットは他のブドウと同じく、常温保存が可能ですが、温度が高いほど傷みやすいので、あまり日持ちしません。約2~3日を目安に食べ切ります。

房ごとの場合は、ポリ袋やラップで包み、冷蔵庫の野菜室で保存します。

小分けで保存する際は、キッチンバサミでブドウの軸を2~3mmほど残すように切ると、軸から実が外れず、果汁が漏れないので傷みにくくなります。

小分けにしたシャインマスカットは、実同士が重なり過ぎないように保存容器に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存します。

冷蔵庫に入れると3日~1週間ほど保ちます。

マスカット系は熟すと黄緑色から黄色みがかり、甘さも増すので、色の変化を楽しみながら何日かに分けて食べるのも一つの楽しみ方です。

種なしの秘密はジベレリン処理にあり

種なし

元々、天然の種なし品種もありますが、シャインマスカットは「ジベレリン処理」という方法で、人工的に種なしに作っています。

ジベレリンとは植物ホルモンの一つで、受粉しなくても実が作れたり、実を大きくしたり、枝から房が落ちにくくしたりする働きがあります。

ジベレリン処理をすると味が変わったり、処理をしても種が残ったりする品種もあるので、種なしブドウとして出回っているのは一部の品種に限られている。

同じ処理をした種なしブドウには「デラウェア」「巨峰」「ピオーネ」なども有名で、種なしのピオーネは「ニューピオーネ」という名前でも呼ばれています。

天然で種のない品種のブドウ

クリムゾン・シードレス

ジベレリン処理をしなくても、ブドウの中には天然で種ができない品種もあり「○○シードレス(Seedless=種なしの)」という名前が付いています。

輸入物のブドウ(チリ産やカルフォルニア産など)で「種なし、皮ごと食べられる」とパッケージにかかれているものは、ほぼ天然の種なしブドウです。

  • ラリーシードレス
  • レッドシードレス
  • クリムゾン・シードレス
  • フレームシードレス
  • ヒムロットシードレス
  • トンプソン・シードレス

「ヒムロットシードレス」や「トンプソン・シードレス」は、レーズンに加工されて出回ることが多い品種です。

ちなみに日本製のブドウでは「安芸シードレス」「ハニーシードレス」が天然の種なしブドウとして挙げられます。

ただし粒の落ちやすさなどもあり、市場に出回ることは少なく、観光農園でのぶどう狩りやブドウ直売所で見かける機会が多いです。

主な産地

シャインマスカット

主な産地は、主要なブドウの生産地と同じく長野、山梨、岡山、山形の4県です。

シャインマスカットの全栽培面積の約1/4は長野県が占めており、約6割を上位3県が占めます。

1位:長野(168.0ha)
2位:山梨(141.2ha)
3位:岡山(98.0ha)
4位:山形(87.0ha)
5位:島根(23.7ha)
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全国総計:683.2ha

出典:平成26年度特産果樹生産動態等調査(農林水産省)

栽培面積は巨峰やデラウェア、ピオーネに次いで広いのですが、栽培面積の規模は巨峰の約14%、デラウェアの約25%、ピオーネの約29%くらいです。

ただし白ブドウ品種の中で最も作られているのがシャインマスカットで、比較的栽培が簡単なことから、全国的に栽培面積や収穫量は増加傾向にあります。

旬の時期

シャインマスカッの時期は、早くて7月から収穫と出荷が始まり12月まで出回ります。

ハイシーズンは「8月~9月」で、各ブドウ農園の「シャインマスカット狩り」も、7月下旬~9月の時期に集中して開催されています。

他のブドウと同じく旬は秋ですが、夏から冬まで見かける息の長いブドウです。

他のブドウとの違いは?

シャインマスカット、巨峰

良く食べられている巨峰とピオーネ、同じ白ブドウ品種のロザリオビアンコ、瀬戸ジャイアンツ(桃太郎ブドウ)との違いを比較してみました。

シャインマスカット
系統:大粒系・白ブドウ
交配:安芸津21号×白南
果皮:黄緑色
:薄皮で皮ごと食べられる
:なし
1粒:10~15g
香り:マスカット独特の爽やかな香り
味:酸味や渋みがなく、さっぱりとした甘さ
食感:パリッとした食感で、締まった実からの果汁が豊富
主な産地:長野、山梨、岡山、山形
時期:8~10月

巨峰

巨峰

日本で最も人気のブドウと言えば、やはり巨峰です。

1942年に静岡県で誕生、1955年に商標登録された品種で、今出回っているブドウの中でも昔から食べられている品種です。

親(石原早生×センテニアル)も黒系のブドウなので、シャインマスカットとは色、香り、味も全く違います。

両方とも似たような時期に出回り、1粒あたりの大きさも似ている(粒の形は楕円形と丸系の違いあり)ので「シャインマスカット・種なし巨峰」の組み合わせで売られることもあります。

系統:大粒系・黒ブドウ
交配:石原早生×センテニアル
果皮:紫黒色
:皮は厚め。剥いて食べる
:なし・あり
1粒:10~15g
香り:良い
味:甘みが強く、やさしい酸味
食感:果肉が締まっていて、汁気が多い
主な産地:長野と山梨がツートップ、次いで福岡。
時期:8~9月

ピオーネ

ピオーネ

ピオーネは巨峰に次ぐシェアを占めるブドウです。

巨峰とカノンホール・マスカットを交配した品種で、カノンホール・マスカットはマスカット・オブ・アレキサンドリアの突然変異として誕生した品種です。

親の巨峰と比較して、粒はやや大きく、酸味や渋みが控えめな分、甘さが際立ちます。

シャインマスカットとは「マスカット・オブ・アレキサンドリアの系統」「皮が薄くて皮ごと食べられる」「種なし」という部分が共通しており、贈答用のセットも販売されています。

ピオーネの方が「1粒が大きい」「酸味と渋みを感じる」「濃厚な味」という違いがあります。

系統:大粒系・黒ブドウ
交配:巨峰×カノンホール・マスカット
果皮:紫赤色~紫黒色
皮:皮は薄め。皮ごと食べられる
種:なし・あり
1粒:15g~20g
香り:良い
味:甘くて、酸味や渋みは控えめ
食感:実が引き締まった食感
主な産地:岡山(約39%)、山梨(約21%)
時期:9~10月上旬

マスカット・オブ・アレキサンドリア

マスカット・オブ・アレキサンドリア

マスカット・オブ・アレキサンドリアは「ブドウの女王」の異名を持ち、日本で言う所のマスカットはマスカット・オブ・アレキサンドリアを指します。

ヨーロッパブドウの代表的な品種で、原産地は北アフリカとされます。

日本での産地は岡山県がほとんどで、他の白ぶどうと比較すると生産量は少ないです。
これは他地域では気候や地質が合わず栽培しにくい為で、もっぱら品種改良での交配種として使われています。

シャインマスカットやピオーネ、ロザリオビアンコ、瀬戸ジャイアンツは、マスカット・オブ・アレキサンドリアとの交配で誕生した品種です。

シャインマスカットとは見た目がほぼ同じですが「種がある」「『味や香りは断然にアレキが良い』という声が多い」という違いがあります。

系統:大粒系・白ブドウ
交配:不明(紀元前から存在する)
果皮:黄緑色
:薄皮で皮ごと食べられる
:あり
1粒:12~15g
香り:マスカット独特の芳醇な香り
味:甘みとやさしい酸味あり
食感:適度に締まっていて歯切れが良い
主な産地:岡山(ほぼ100%)
時期:7~10月

ロザリオビアンコ

ロザリオビアンコ

大粒系の白ブドウではシャインマスカットに次ぐ人気の品種です。

交配は「ロザキ×マスカット・オブ・アレキサンドリア」で、ロザキは日本ではあまり知名度がありませんが、世界的には有名な白ぶどうで、甘みが強く酸味の少ない品種です。

白系ブドウの名門×名門の交配品種で、マスカット・オブ・アレキサンドリアに匹敵する高級ブドウですが、最近はシャインマスカットに席を奪われがちです。

シャインマスカットと比較して、香りが強く、透明感や味に深みがあります。
皮は少し厚めで、種があるので「そのまま食べる」のには、シャインマスカットの方が向いています。

系統:大粒系・白ブドウ
交配:ロザキ×マスカット・オブ・アレキサンドリア
果皮:黄緑色
皮:柔らかめの薄皮で皮ごと食べられる
種:あり
1粒:10~13g
香り:あり
味:酸味は控えめで、クセのない上品な甘さ
食感:果汁が多くジューシー
主な産地:山梨県(約34%)、長野県(約24%)、山形県(約10%)
時期:9月上旬

瀬戸ジャイアンツ(桃太郎ブドウ)

 

瀬戸ジャイアンツ

瀬戸ジャイアンツは1989年に品種登録された白系ブドウで、ほとんどが誕生地の岡山で栽培されています。

岡山県桃太郎ぶどう生産組合では「桃太郎ブドウ」という名前で商標登録されています。

交配は「グザルカラー×ネオ・マスカット」で、グザルカラーは「グローコールマン×カッタクルガン」、ネオ・マスカットは「マスカット・オブ・アレキサンドリア×甲州三尺」の交配種になります。

シャインマスカットと同じくマスカット・オブ・アレキサンドリアのクオーターですが、親が黒紫色の欧州ブドウなのが特徴的です。

瀬戸ジャイアンツは「粒に縦溝があり丸系(モモに似た見た目)」「渋みを感じにくく、甘みが強い」「皮が薄い」「香りがあまり無い」のがシャインマスカットとの違いです。

系統:大粒系・白ブドウ
交配:グザルカラー×ネオ・マスカット
果皮:黄緑色
皮:薄皮で皮ごと食べられる
種:あり
1粒:15~20g
香り:控えめ
味:甘みが強く、酸味は控えめ
食感:みずみずしくパリッとしている
主な産地:岡山(約70%)、広島(約5%)、香川(約4.6%)
時期:9月前後

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