大地を守る会の母体って宗教団体なの？その噂を徹底検証してみた

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大地を守る会に関して気になることの一つが「大地を守る会」で検索すると「宗教」というキーワードが表示されること。

「美味しくて安全性の高い野菜や食品を注文するのに、特定の宗教を関わりを持ちたくない」「個人情報が利用されて、宗教勧誘を受けるのでは？」という不安が出てきます。

では本当のところ、大地を守る会には宗教がらみの問題があるのでしょうか？調べてみました。

大地を守る会の歴史

「大地を守る会は宗教か？」を確認するために、まず大地を守る会の歴史を振り返ってみます。

注目したいのが大地を守る会の母体は「農薬公害の完全追放と安全な農畜産物の安定供給」を目指した環境NGO団体からスタートしたこと。

宅配サービスの名称に、以前は「大地を守る会」を使っていた理由に「市民活動の色をあまり出さない方が社会に受け入れやすいのではと考えていた」とあることからも、大地を守る会は宗教団体ではなく市民活動団体の意味合いが強いことが分かります。

ちなみに大地を守る会の初代会長である藤本敏夫さん、現会長の藤田和芳さんに関して調べてみましたが、宗教がらみの団体に所属しているという情報は特に得られませんでした。

サイト管理人は藤田和芳さんのTwitterアカウントをフォローしていますが、特定の宗教に関する呟きはほとんど見られません。

また名称の響きが原因なのか「大地を守る会は創価学会と関係があるのでは？」という口コミも見られますが、具体的な根拠が見当たらなかったのでデマと言えそうです。

あくまで個人的な感想ですが、以下のツイートにある「創価学会も一応、脱原発の方向性を示している。」という書き方からしても「全然関係ないんじゃないかな？」と思っています。

補足：宗教と自然農法

ちなみに「除草しない、肥料を与えない、無農薬」という自然農法を、宗教活動の一つに取り入れている「世界救世教（せかいきゅうせいきょう）」という新宗教団体があります。　

大地を守る会のこだわりとして「有機性肥料を使った土作り」「土壌消毒剤は使わない」「除草剤は原則使わない」「農薬に頼らない」など、自然農法と似たような農法を取り入れています。

だからと言って「自然農法＝宗教」ではなく「自然農法を取り入れている宗教団体がある」というだけで「大地を守る会＝母体が宗教団体」ではありません。

結論：宗教ではなく「宗教っぽい」

いろいろと調べてみましたが「大地を守る会と宗教は一切関係ない」ことが分かりました。

そもそも大地を守る会の利用方法は、以下の2パターンです。

会員制宅配でも地域によっては自社便でなくヤマト運輸の配達になるので、「大地を守る会の関係で、宗教勧誘を受ける」という機会はまったくありません。

ただし宗教ではないにしろ、確かに「宗教っぽい」と思わせる部分はあります。

• 名前が宗教団体っぽい。
• 反原発を掲げている。
• 有機栽培や無農薬、無添加を強く推奨している。

もともとの母体がNGOや市民活動団体なことに関係しているのか、ほかの食材宅配サービスと比較しても「有機、無農薬の素晴らしさ」を強調する面が強く、宗教と近い雰囲気を感じさせているのかもしれません。

とはいえ、大地を守る会はほかの食材宅配と同じように、安心して利用できる有機野菜の食材宅配サービスです。

「宗教っぽい感じが気になるな……」と思ったときは退会すれば良い話なので、大地を守る会の野菜や食品が気になる人は、気軽に試して大丈夫です。