日持ちする野菜ランキングTop15!安いときに買い置き、まとめ買いしたい食材の特徴
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特売で野菜が安くて買い置きしたいときや、買い物に行く回数を減らすべくまとめ買いをするときに気になるのが「野菜はどれくらい日持ちするのか?」です。
野菜によって保存性が高い/低いは大きく違いがあります。
何種類かの野菜を購入したときは、日持ちしない野菜は当日~3日以内、というように使い分けができます。
今回は野菜の買い置きやまとめ買いをするときに役立つ日持ちする野菜と保存方法を紹介します。
日持ちする野菜Top15
日持ちのする野菜の特徴は「根野菜」、「丸ごと」です。
冷暗所(風通しがよく、日が当たらず、涼しい場所)で貯蔵可能な野菜も多く、冷蔵庫の場所を取らずに保存できます。
じゃがいも:野菜室で6ヶ月
常温(冷暗所):約3ヶ月
野菜室:約6ヶ月
じゃがいもは、日常的によく食べる野菜のなかで、もっとも長持ちします。
ただし、じゃがいもを最後の1個まで美味しく長期保存するためには「くぼみから芽が出る(発芽)」や「皮が緑色になる」への対策が欠かせません。
新聞紙に包んだり、紙袋や根菜用の保存袋に入れたりして、冷暗所(通気性がよく、日が当たらない涼しい場所)で保存することが大切です。
夏場など室温が高くなる時期や、さらに日持ちさせたい場合は野菜室に入れます。保存期間は約半年と、冷暗所での保存よりも3倍も長持ちします。
野菜室に保存する際は、新聞紙やペーパータオルで包んだあと、ポリ袋にまとめて入れて、軽く口をしばることで、冷やし過ぎを防止します。
じゃがいもは0℃近い低温状態で保存すると、寒さから身を守るために、じゃがいもに含まれるデンプンが糖に変化して、甘みが増します。一方でホクホク感は減ります。
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かぼちゃ(丸ごと):冷暗所で2~3ヶ月
常温(冷暗所):約2~3ヶ月
丸ごとのかぼちゃは、新聞紙で全体を包み、冷暗所で常温保存できます。
カットしたかぼちゃの保存期間は約1週間と短いので、購入後は早めに使い切ります。
1/2や1/4カットで売られているタイプは、種とワタから徐々に傷み始めるので、すぐ使う予定がなければ、すぐにスプーンなどで取り除きます。
その後、切り口にラップをかけて、野菜室で保存します。
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玉ねぎ:冷暗所で2ヶ月
常温(冷暗所):約2ヶ月
玉ねぎは湿気と高温が苦手なので、冷暗所(風通しがよく、温度が高くならない場所)で保存します。
・ネットに入れて吊るす。
玉ねぎ同士が触れないように、ヒモや輪ゴムで玉ねぎと玉ねぎの間のネットをしばるとさらによい。
・カゴに玉ねぎ同士が重ならないように並べて入れて吊るす。
・箱買いなど大量に購入したときは、段ボールに新聞紙を敷き、玉ねぎを入れて、その上に再び新聞紙をかける。
新玉ねぎは水分が多く、傷みやすいので、冷蔵室での保存が適しています。
1個ずつ新聞紙やキッチンペーパーに包み、ポリ袋に入れて、軽く口を閉じます(保存期間:約1週間)。
またカット済みの玉ねぎは、切り口から乾燥しないように、ラップやポリ袋で全体を包み、3~4日を目安に使い切ります。
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さつまいも:野菜室で2ヶ月
常温(冷暗所):約1ヶ月
野菜室:約2ヶ月
さつまいもの保存に適した温度は13℃なので、基本的に冷暗所での保存でOKです。
新聞紙に1本ずつ包み、カゴや段ボール、紙袋などに入れます。
大量にある場合は、さつまいも全体を新聞紙で包み、段ボールや紙袋に入れておきます。
さつまいもは寒さに弱く、5℃以下になると低温障害を起こす(黒い斑点や黒ずみが出る)ので、冷蔵庫での保存は不向きです。
ただし温度が20℃以上になると、さつまいものくぼみから発芽しやすくなります。
そのため、夏の暑い時期は、冷暗所にしていた場所も温度が上がりやすいので、温度が3~8℃に保たれた野菜室での保存が適しています。
1本ずつ新聞紙に包み、ポリ袋に入れて、袋の口を軽くしばることで、過度な冷気からさつまいもを保護します。
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長芋:冷蔵室で2ヶ月
冷蔵室:約2ヶ月
冷暗所:約2週間
丸ごとの長芋は、冷暗所で保存も可能です。
新聞紙で1本丸ごと包んで、段ボールや紙袋に入れて保存します。
長芋の保存に適した温度は1~3℃と低く、冬場以外は冷蔵室(0~5℃)が向いています。
新聞紙やペーパータオルに包み、ポリ袋やレジ袋に入れて、冷蔵室で保存します。
カット後は全体をラップで包むか、切り口をキッチンペーパーで包み輪ゴムで留めて、袋に入れておきます。
丸ごとは長期保存できますが、カットしたものは切り口から傷んでくるので、1週間以内を目安に使い切ります。
白菜(丸ごと):冷蔵室で2ヶ月
冷蔵室:2ヶ月
冷暗所:2週間
白菜は丸ごとであれば、冷暗所で保存できます。
透明の保存袋をはがして、全体を新聞紙で包み、芯を下にして立てておきます。
冷蔵庫に入れる場合は、白菜の保存に適した温度は0~5℃なので、野菜室よりも温度の低い冷蔵室での保存が適しています。
1/4カットや1/2カットの白菜は要冷蔵です。
芯から水分が抜けていくので、保存の際は芯を切り取り、ラップやポリ袋に全体を包んで保存します。
丸ごとの白菜を手に入れたときは、カットせずに1枚1枚むいて使うようにすると長持ちします。
ごぼう(泥付き):冷蔵室で2ヶ月
冷蔵室:約2ヶ月
常温:約1ヶ月
泥付きごぼうは、冷蔵室・常温(冷暗所)、どちらで保存しても長持ちする根野菜です。
乾燥と湿気が苦手なので、新聞紙などに包むことで、乾燥と湿気対策を行ないます。
冷蔵室:長さを切り、新聞紙を巻き、ポリ袋に入れる。
常温(冷暗所):新聞紙を巻く。
洗いごぼうになると、日持ち目安は「1週間」と、かなり短くなります。
冷蔵室に入る長さに切り、ポリ袋に入れたり、ラップで包んだりして立てて保存します。
使い方に迷ったときは、きんぴらごぼうを作って冷凍しておけば、1ヶ月ほど保ちます。
里芋:冷暗所で1ヶ月
常温(冷暗所):約1ヶ月
里芋を保存する際は「乾燥」と「低温」に注意します。
保存の適温は6~10℃で、それ以下の低温で貯蔵すると低温障害(赤い斑点や筋ができて食感が悪くなる)が起きたり、傷みやすくなったります。
泥付きのまま新聞紙に包み、段ボールや紙袋などに入れて、冷暗所で保存すればOKです。
里芋に付いた泥が湿っている場合は、カビや傷みの原因になるので、新聞紙の上に広げて、乾燥させてから包むようにします。
ピーマン:野菜室で3週間
野菜室:約3週間
1個ずつペーパータオルに包み、ポリ袋に軽く口をしばったあとは、野菜室で保存します。
ピーマンの保存に適した温度は「7~10℃」なので、冷暗所での保存にも向いています(保存期間:約1週間)。
同じようにペーパータオルに1個ずつ包みます。水気があると傷みやすいので、吸水・吸湿性のある紙に包むと日持ちします。
カットしたピーマンは、ワタと種を取り除き、ラップでしっかり全体を包み、2~3日をメドに使い切ります。
ちなみにパプリカもピーマンと同じ保存方法が使えます。保存期間は「10日~2週間」が目安です(ピーマンよりも短め)。
にんじん:冷蔵室で2~3週間
冷蔵室:約2~3週間
にんじんは湿度が高いと白い根が出てきたり、傷みやすくなったりするので、保存の際は1本ずつ新聞紙やキッチンペーパーに巻いて包みます。
ポリ袋に何本かまとめて入れて、口を軽くしばれば、さらに保存性がアップして、シワシワになるのを防げます。
保存時の適温は0~5℃なので、大根と同じく、深めの容器に入れて、冷蔵室に立てて保存します。
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丸ごとレタス:冷蔵室で2~3週間
冷蔵室:約2~3週間
レタスは芯から水分が抜けるので、日持ちさせたいときは「水分の蒸発を防ぐ」ことが大事です。
保存時は芯の切り口を薄く切り、新しくできた切り口(断面)に、小麦粉や片栗粉を塗りつけます。
レタス全体をキッチンペーパーや新聞紙で包み、ポリ袋に入れるかラップをかけるかして保存します。
キャベツだと「芯をくり抜いて中に濡らしたティッシュを詰める」という方法が使えますが、レタスは芯を上手にくり抜くのが大変です。
またリーフレタスやロメインレタスのようなタイプだと「芯をくり抜く」こと自体が難しいです。
そのため、切り口に粉ものを付けることで、水分が抜けるのを防止して、外葉もシャキシャキの状態を保てます。
大根:冷蔵室で2週間
冷蔵室:約2週間
葉付き大根の場合は、根元の1~2cm部分を切り離すことで、保存中に葉に栄養や水分が行かず、みずみずしい状態が保てます。
冷蔵室に入る長さに切り、ラップで全体を包み、深めの容器に立てて保存します。
切り離した葉(ヘタ)の部分は、浅い容器にヘタが浮かない程度の水を入れて、日当たりの良い場所に置いておけば、葉が伸びてきます。
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丸ごとキャベツ:冷蔵室で2週間
冷蔵室:約2週間
キャベツは芯の部分から水分が抜けていき、徐々に葉がしおれてくるので、包丁の刃先で芯をくり抜き、濡れたティッシュやキッチンペーパーを詰めます。
後は新聞紙やキッチンペーパーに包み、ポリ袋に入れて、口を軽く閉じて、冷蔵室で保存します。
キャベツはほかの葉野菜と同じように、0~5℃が保存に適した温度なので、野菜室よりも設定温度の低い冷蔵庫が向いています。
丸ごとのキャベツは1/2や1/4にカットすると、切り口から傷むので、料理に使う際は1枚1枚はがして使った方が長持ちします。
芯に詰めたティッシュは料理に使うたびに交換します。
ブロッコリー:冷蔵室で2週間
冷蔵室:約2週間
ブロッコリーは植物の追熟を促す「エチレンガス」の排出量が多く、影響も受けやすいので、2重3重の対策をすることで長持ちさせます。
ペーパータオルでつぼみ部分を覆うように包み、ラップで全体を包み、ポリ袋に入れて、袋口を軽く閉じます。
軸(切り口)を下にして、冷蔵室で立てて保存します。
エチレンガスの影響を受けると、つぼみ部分が黄色っぽくなります(見切り品のブロッコリーでよく見かける色です)。
ブロッコリーの鮮度が落ちていくと、緑→黄→茶色と変わっていくので、色の変化が起きる前に使い切りをおすすめします。
小房に分けてゆでたあとは、冷蔵室で2~3日ほど保存できます。
ちなみに、つぼみが紫がかったブロッコリーを見かけることもありますが、これは「色素成分のアントシアニン」または「日焼け」よるものです。
味や品質にはまったく問題ないので、切り取る必要もなく、そのまま食べて大丈夫です。
トマト:野菜室で2週間
野菜室:約2週間
1個ずつペーパータオルに包み、ヘタを下にして、ポリ袋に入れます。
ヘタを下に置くことで、安定性が出たり、トマトの先端が潰れたりするのを防止します。
袋の口を軽く閉じて、トマト同士が重ならないように、野菜室で保存します。
完熟前の青いトマトや真夏以外の時期は、冷暗所で保存も可能です。
保存期間の目安は2~3日と短めですが、すぐに食べ切るときや野菜室がいっぱいなときに使えます。
ペーパータオルに1個ずつ包み、ヘタを下にした状態で、通気性の良いカゴに並べて入れます。
紙に包むぶん、トマトが見えにくくなるので、ペーパータオルに保存開始日をメモしておくと、使い忘れが防げます。
多くの野菜は「冷蔵庫で1週間以内」が目安
ほとんどの野菜、特に葉野菜や実野菜は「1週間以内」が日持ちの目安です。
スーパーの見切り品コーナーでよく見かける野菜は「長期保存に不向きな野菜」とも言えます。
買う機会の多い野菜の保存期間の目安をまとめました。
◆1~2日
葉野菜:水菜、モロヘイヤ
実野菜:枝豆
◆2~3日
発芽野菜:もやし
実野菜:そら豆
◆3~4日
葉野菜:ニラ
実野菜:アスパラガス、オクラ、アボカド(熟した後)
◆4~5日
実野菜:ズッキーニ
◆1週間
葉野菜:ほうれん草、小松菜、春菊、チンゲン菜、セロリ、長ネギ
実野菜:キュウリ、ゴーヤ、さやえんどう、サヤインゲン、トウモロコシ、ナス
根菜:カブ、レンコン
キノコ類
日持ちしない野菜は「冷蔵庫で保存」が基本ですが、野菜室よりも冷蔵室で保存した方が適している場合もあります。
別記事「実は野菜室より冷蔵室が適した野菜24選!保存方法と日持ちの目安期間」でくわしく紹介しています。
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