生協の宅配サービスの選び方まとめ!資料請求前に確認したい11のポイント

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生協の宅配の選び方

引っ越しや結婚、妊娠、ライフスタイルの変化などを機に、生協の宅配を検討される方は多いです。

安心・安全な食品や日用品を自宅までお届けする生協の宅配は、昔から全国各地で利用されています。

「生協の宅配を使ってみたい」と調べてみると、たくさんの生協が出てきて「どれを選んで良いのだろう?」と悩む方も少なくありません。

今回はそんな悩みを抱えている人の手助けになれるよう「入会」「取り扱い品」「配達方法」の3項目から、生協の選び方のポイントをまとめてみました。

入会前のチェックポイント

資料請求

生協の宅配を利用するためには、お住まいの地域に対応する生協の組合員になる必要があります。

お住まいの地域は宅配エリアに該当するか?

宅配エリア

生協ごとに宅配エリアが決まっており「県内であれば全域OK」、「一部の地域しか使えない」に分かれます。

ネットスーパーよりも配達エリアは広範囲ですが、配送センターの場所の関係で、お住まいの地域には配送が難しい場合もあります。

自分が住んでいる地域が宅配エリア外であれば、基本的に、その生協は利用できません。

ただし行動範囲内に生協のお店があったり、配送センターまで注文品を受け取りに行けたりすれば、利用が可能です。

そのため「自宅まで商品を届けて欲しい」という場合は、まずは「自宅が生協の宅配エリア内にあるか?」を確認します。

出資金や増資はいくら必要?

出資金

生協のサービスを利用する際は、申込用紙に必要事項を記入して、所定の「出資金」を支払うことで組合員として登録されます。

出資金とは、生協の事業(運営や商品開発費など)の元手になる資金として使われるお金のことです。

入会金や年会費、会費とは、また意味合いが違います(生協の宅配ではそのようなお金は一切かかりません)。

生協によって「1口●●●●円」という単位で出資金が振り当てられていて、1口500円~1,000円が相場です。

◆各生協の出資金の例

  • コープデリ(コープみらい):1口500円
  • おうちコープ:1口500円
  • パルシステム:1口1,000円
  • 生活クラブ:1口1,000円
  • 東都生協:1口1,000円

基本的に1口の金額を支払えば生協に加入できます。

その後、毎月またはその都度、出資金を追加で積み立てる「増資」をお願いされます。

増資は任意なので「初回に出資金を払って以来、一度も増資をしたことがない」人が大半です。

ただし生協によっては「半ば強制的に増資を求められる」という場合もあります。

たとえばパルシステムや東都生協は、増資を推奨している生協です。

脱退時には、今まで支払った出資金や増資は全額返金されるので、最終的な金銭的な負担はないです。

また増資をすることで、受け取れる配当金の金額が大きくなるので「定期預金よりもお得」と考える人もいます。

「知らないうちに結構な額が貯まっていて、ちょっとしたヘソクリ気分」と良しと思う人がいる一方で「最終的に戻ってくるとはいえ、毎月一定額を支払うのはしんどい……」と不満に感じる人もいます。

毎回の増資について気になる場合は、実際に利用している人や担当者に、増資について確認することをおすすめします。

くわしくは:増資や減資とは?生協の利用前に知りたい出資金の分かりやすい説明で解説しています。

注文方法は何が利用できる?

注文方法

生協の注文方法は「紙の注文書に記入して提出」のイメージが強いですが、実際はネットからの注文も受け付けています。

生協によって利用できる注文方法は異なりますが、基本的に「注文書、インターネット、電話」であれば、どの生協も対応しています。

最近はスマホやパソコンからのネット注文を選ぶ人が増えてきました。

注文締切時間が「注文書提出日(=配達日)の翌日や翌々日」と長く、今週届いた商品やカタログを見ながら注文も可能なのがメリットです。

生協の宅配を利用するときにありがちな「ダブリ買い」や「注文し忘れ」、「記入ミスで違う商品が届いた」も防げます。

毎週カタログと注文書が届くので「毎回注文すべき」と思いがちですが、ネットスーパーや食材宅配サービスのように「必要なときに注文する」でOKです。

ただし生協によっては配達がないときでも「手数料」や「個別システム手数料」が発生する場合もあります。

特に週1回の定期利用ではなく、その都度利用を考えている方は「注文しない週の手数料」を要チェックです。

支払い方法は基本的に口座引き落としのみ

支払い方法

利用代金の支払い方法は、基本的に毎月、口座からの自動引き落としになります。

利用代金は1ヶ月分まとめて、指定日に引き落とされます。

生協によっては毎回の利用ごとに引き落としになることもありますが、かなり少数です。

金融機関の口座は、地方銀行、都市銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、農協、ゆうちょ銀行など。

引き落とし手数料はどこも無料なので、生協利用のために新しく口座を開設する必要はなく、手持ちの口座で充分に対応できます。

生協ごとに利用代金の締め日や引き落とし日が異なります。

特に給料日前に引き落とし日が指定されている場合は、残高不足に注意してください。

ちなみに「生協に加入後、口座引き落としが利用できるまで」や「残高不足などの事情で、口座引き落としができなかったとき」は、振り込み用紙による後払いになります。

またクレジットカード払いが可能なのは「パルシステム」と「大阪いずみ市民生協」「おおさかパルコープ」くらいで非常に限定されています。

くわしくはクレジットカードは使える?生協の宅配の支払い方法まとめで紹介しています。

取り扱い商品に関するチェックポイント

食品

生協の宅配は「注文した商品を自宅にお届け」がメリットですが、肝心のその生協で注文できる品についてもくわしく見てみる必要があります。

毎週、何が注文できる?

取り扱い品目

一口で「生協」と言っても、取り扱う品は大きな違いがあり、カタログに掲載される商品数や内容も大きく変わってきます。

  • その生協のオリジナル品がメイン
  • コープ(CO-OP)商品以外にもスーパーでも買える市販品も扱う

生協ごとに取扱い品が異なることで「AとBの2つの生協を掛け持ちしている」という家庭も珍しくありません。

「生協の宅配で、自分は何を頼みたいのか?」を考えて、複数の生協のカタログを見比べてみることをおすすめします。

値段は割高?割安?

電卓とお金

生協ごとに取扱い商品に違いがあれば、当然、商品の値段も変わってきます。

たとえば、コープデリは「スーパーで良く見る商品も取り扱っていて比較的に安い」、生活クラブは「独自開発商品が多くて、値段も割高。だけど品質は良い」という評判があります。

「ネットスーパーやスーパーの宅配に近い感覚で使いたい」と「高くても良いから、食の安全にこだわりたい」では、必然的に利用する生協の宅配も異なります。

各生協のWebサイトを見たり、資料請求をしたりする際には、実際のカタログを見る機会に恵まれます。

「どのような商品がどれくらいの価格で販売されているのか?」をチェックしておくと、実際に利用した際のギャップが少ないと思います。

食品の安全性に関する取り組みは?

低リスク

生協では「食の安全性」を昔から重視しています。

たとえば、農薬、化学肥料、食品添加物、遺伝子組み換え、放射性物質、環境への配慮などを、厳しくチェックした上で、取り扱い品を決めています。

そのため、普通のスーパーで買うよりも、食の安全性にこだわった食品が買えます。

ただし生協によって、食の安全性へのこだわりが「強い」と「それなり」で差があるのも事実です。

◆食の安全性が厳しめの生協
生活クラブ、グリーンコープ、パルシステム、東都生協

◆市販品も取り扱う「それなり」な生協
コープデリ、おうちコープ、一般的な地域生協

「小さな子どもがいるから、特に食べ物には気を付けたい」と思う人は、各生協のこだわりで比較してみると良いと思います。

下記の記事では赤ちゃんがいる家庭向けの食材宅配サービスの選び方を紹介しています。よろしければあわせてご一読ください。

配達に関するチェックポイント

宅配サービス

生協の宅配で使い勝手の良し悪しが分かれるのが「宅配」についてです。

配達の曜日や時間帯は利用しやすい?

配達の曜日と時間

生協の宅配とネットスーパーとの大きな違いに配達希望の曜日や時間帯が選べないことが挙げられます。

地域ごとに宅配ルートがすでに決まっているため「この地域だと○曜日の○時にお届け」という割り当てになっています。

各生協のWebサイトを見ても、地域ごとのお届け曜日や時間帯に関する記載はありません。

気になる人は資料請求の際に「私は(地域名)に住んでいますが、毎週、何曜日の配達になるのでしょうか?」と問い合わせてみるとよいと思います。

ちなみに留守時は注文した商品を指定場所(玄関先や車庫内など)に留置する不在時宅配になるので、再配達を頼む必要はありません。

保冷剤やドライアイス入りで鮮度は一定に保たれており、カバーやシール、ベルトで防犯・イタズラ対策がされています。

そのため、配達と受け取り時間に多少のタイムラグがあっても、安心して商品を受け取れます。

パルシステムやコープデリでは日時指定で受け取れる「指定便」のサービスも行なっていますが、東京など一部地域限定です。

ちなみにどこの生協も土日の配達はありません

休日に受け取りたい場合は、ネットスーパーや食材宅配サービスの利用をおすすめします。

ネットスーパーと生協の宅配に関する違いについては、下記の記事で比較しています。

受取りは利用方法で違いあり

受取り方法

生協で注文した商品の受取り方法は以下の通りです。

  • 玄関で手渡し受け取り
  • 指定場所に留置(不在時宅配)
  • グループ指定の場所で受け取り(2人以上で利用の場合)

一人で利用する個別宅配であれば「玄関先で手渡し」か「留置き」です。

2人以上で利用するペア宅配、グループ宅配は「指定場所で受け取り」か「班の人に預かってもらう」になります。

受取方法云々よりも「個人宅配」か「ペア宅配、グループ宅配」を選ぶかで、利用時の使い勝手が変わります。

ライフスタイルやご近所付き合いなどを考えて、最適な受取り方法を選ぶことをおすすめします。

くわしくは
留守がちな家庭でも安心!生協の宅配は留置でも受け取れる
留守時はどうなる?オートロックのマンションで生協の宅配サービスを利用する10通りの方法

手数料は有料?無料?

生協の宅配を利用する際は手数料がかかります。

各生協で手数料の意味が微妙に異なります。

いわゆる送料にあたる「個配手数料」「配達手数料」以外にも、各種情報提供やシステム料に関する費用を「手数料」する生協もあります。

個配手数料は1回あたり100円~200円が相場です。生協によっては利用金額に関係なく無料・有料な場合もあります。

商品配達の有無、購入金額、宅配の利用人数などによって、手数料の金額が異なります。

そのため、特にその都度利用で生協の宅配を考えている方は「注文しない週の手数料の有無」は、大きな比較ポイントになると思います。

人気3社の比較:生協宅配サービスの手数料・配達料を人気3社で比較!無料にするコツも教えますも参考にしてください。

手数料が割引になる特典は受けられる?

割引特典

生協の宅配を利用するメリットには、子育て世帯や高齢者世帯などを対象にした特典があることも挙げられます。

該当する世帯では、手数料の免除(無料)や割引が受けられます。

生協によって特典の内容や対象者が異なるので、自分の家庭が当てはまるかどうかは確認してください。

元々安い配達手数料がさらに安くなるので、体調不良や天候の関係で買い物に行けないときも、余分な費用を気にせずに利用できます。

◆子育て特典
妊婦さんや小学校入学前の小さな子どもがいる家庭。

◆シルバー特典
65~70歳以上の高齢者が単身、夫婦などだけで住んでいる家庭。

◆ハンズ特典
組合員や同居の家族や親族が障害者手帳を持っている家庭。

妊婦さんや赤ちゃんがいる子育て世帯で、送料が割引になる特典が受けられる食材宅配サービスは、以下の記事でまとめています。 

家庭にあった生協を見つける3ステップ

最後に自分の家庭に合った生協を見付ける3ステップを紹介します。

1.自分が住んでいる地域に宅配してくれる生協を探す。
2.複数の生協に資料請求・問い合わせをして、ライフスタイルや価値観に合った生協を選ぶ。
3.実際にお試し的に利用して、合う合わないを判断する。

どれだけ口コミで評判がよい生協でも、使ってみて都合に合わなければ、ほかの生協や宅配サービスを利用するしかありません。

まずは気になる生協を調べてみて、資料請求から始めてみるとよいと思います。

関連記事では、地域ごとに利用可能な生協の宅配サービスを比較しています。よろしければあわせてお読みください。

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はじめての有機野菜と食材宅配の管理人を務めています。様々な食材宅配サービスやデリバリーサービスを体験し、気づいたことや学んだことをわかりやすく伝えていきます。どうぞよろしくお願いします。

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