喪中時のお中元・お歳暮のマナーは?のしや贈る時期に配慮を

喪中 喪中ハガキ

自分や相手が喪中の際は、毎年贈っているお中元やお歳暮は、どうすればよいでしょうか?

結論からいえば、お中元やお歳暮は、お祝いの品ではなく、日ごろの感謝の気持ちを表すために贈るものです。

例年どおり、品物を贈ったり、受け取ったりするのは何の問題もありません。

それでも通常とは勝手が違う部分があります。今回は、喪中時のお中元・お歳暮のマナーについて説明します。

贈る時期と重なる場合は四十九日(忌明け)以降に贈る

お中元やお歳暮の時期と忌中が重なる場合は、その時期を避けます。

忌中とは、亡くなった日から四十九日までの期間を指します。

たとえば、前年に喪中はがきが届いていた相手なら、身内が亡くなってから少なくとも半年は過ぎています。

落ち着いたころと考えられるので、贈っても差し支えありません。

忌中と喪中の違いと、その期間に避けることは以下のとおりです。

忌中(きちゅう)
期間:亡くなった日から、仏式は四十九日法要・神式は五十日祭まで
避けること:お祝いごとへの参加(結婚式、祝賀会など)、旅行
喪中(もちゅう)
期間:亡くなった日から一周忌まで(1年間)
避けること:新年のお祝い(年賀状、正月飾り、おせち料理、初詣)

お中元やお歳暮と同様に、季節の挨拶状にあたる暑中見舞いや残暑見舞い、寒中見舞いの送付は問題ありません。

一方で年賀状は、新年をお祝いする意味も含まれるため、喪中時は送りません。

喪中はがきを11月~12月初旬を目安に出して、「新年の挨拶を控えさせて頂きます」と伝えます。

年が明けてから、松の内(1月7日)から立春(2月4日)の間に、寒中見舞いの形で送ります。

おめでたい雰囲気の品物は避ける

喪中時の贈答品は、一般的な夏ギフトや冬ギフトと同じで構いません。

ただし紅白の和菓子や、金箔入りの日本酒、鯛の形のもなかなど、お祝いごとを連想させるような品物は避けます。

毎年、おめでたい雰囲気がある品物を贈っているなら、喪中の時期は別の品物に変えた方が無難です。

のし紙は水引・熨斗なし

水引・熨斗なしの掛け紙

お中元やお歳暮ののし紙は、「紅白蝶結びの水引・熨斗つき」が定番ですが、喪中に贈る際は水引なし・熨斗なしの掛け紙を使います。

紅白の水引や熨斗がついていると、おめでたい印象になります。掛け紙や短冊のしに、表書きと名入れのみを入れます。

百貨店などで品物の手配をする際に「贈り先は喪中なので、水引や熨斗はなしでお願いします」と伝えれば、対応してくれます。

水引・熨斗なしの掛け紙の手配が難しければ、通常の「紅白蝶結びの水引・熨斗つき」でも構いません。

時期を過ぎたら表書きを変える

暑中見舞い

忌明け以降に贈る際、お中元やお歳暮の時期を過ぎていたら、表書きを変えて贈ります。

お中元
暑中御見舞:7月20日から立秋まで(8月6日頃)
残暑御見舞:立秋(8月7日頃)から8月末まで
お歳暮
寒中御見舞:小寒(1月6日頃)から大寒(1月20日頃)または立春(2月4日頃)まで

一般的にお歳暮の時期を過ぎたら、御年賀としても贈れます。

ただし、贈る時期は「1月1日から松の内(1月7日)または小正月(1月15日)まで」と年始と重なります。御年賀には、新年の挨拶の意味も含まれます。

そのため、正月明けの松の内以降に、寒中御見舞として贈るのがよいです。

故人宛に贈答品が届いたらハガキで連絡

贈り先が亡くなったことを知らず、お中元お歳暮が届いたときの対処法を説明します。

送り先には、

  • 贈り主が亡くなっており、葬儀を済ませていること
  • 連絡が遅くなったお詫びと、長年に渡る感謝の気持ち

を、ハガキや手紙などで伝えます。

お中元は暑中見舞い、お歳暮は寒中見舞いとして送ります。

文章例

寒中お見舞い申し上げます。
この度は(続柄)◯◯のためにお心遣いを賜り、誠にありがとうございます。
(続柄)〇〇は、本年△△月△△日に永眠いたしました。
早速お知らせ申し上げるべき処でございましたが、ご通知が遅れましたこと、深くお詫び申し上げます。
葬儀は近親者にて◇◇月◇◇日に、滞りなく相済ませました。
ここに改めて生前の御厚情に、深く御礼申し上げます。
□□様のご健康とご多幸をお祈りいたします。

お中元やお歳暮は、季節の挨拶と感謝の気持ちを伝えるものです。

基本的に、お返しの必要はありません。

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