お歳暮を贈る相手と金額の目安は?会社・親・親戚、どこまでの範囲に送るのが良い?
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就職や結婚などで、新しくお世話になった方がいると、お中元やお歳暮は贈るべきか?と悩みます。
一般的に贈る相手には、以下の人たちがあげられます。
- 自分や配偶者の親
- 親戚
- 友人・知人
- 仕事関係(上司・先輩・取引先など)
- 恩師・塾や稽古事の先生
- 仲人
数十年前と比べると、贈る機会は減っていますが、季節の挨拶と日ごろの感謝の気持ちを込めた贈り物は、もらうと嬉しいものです。
今回は、お中元・お歳暮を贈る相手は誰までにすべきか、予算はどれくらいがよいかなど、贈る際に気になることを取り上げます。
親・親戚
親(両親・義父母)や親戚に贈るかどうかは、家ごとの考え方が大きく影響します。
「毎年のやり取りが面倒だから必要ない」という家がある一方で「これからもお世話になるのだから、贈り物をすべき」と考える家もあります。
親と同居していないなら、会う機会が少ないぶん、季節の挨拶を兼ねてお中元やお歳暮を贈る家が多い傾向にあります。
親同士が、お中元・お歳暮のやり取りをするところもあります。
自分たちが贈ればよいかどうか、よく確認しておきましょう。
親や親戚に贈る際の金額相場は、5,000円前後です。
お中元・お歳暮は贈らない代わりに、父の日や母の日、誕生日などの記念日にプレゼントする家も多いです。
我が家(両親・義両親とも別居)の場合は、親同士が季節の品を贈り合い、自分たちは記念日に自身の親へ贈り物する形にしています。
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仕事関係
同僚、上司、取引先などがあてはまります。
職場で贈答・接待の禁止という規定があるなら、お中元やお歳暮を贈るのはNGです。
特に公務員や大手企業は、そのあたりが厳しい傾向にあります。
事前に職場や取引先の規定を確認してから、贈るか贈らないかの判断をしましょう。
ちなみに親戚や親しい人が贈答禁止の仕事の方でも、自身との利害関係がなければ、贈っても構いません。
贈る際の予算は、自身の年齢や贈る相手によって変わります。
- 先輩・上司・取引先:3,000~5,000円
- 特別にお世話になった方:5,000~1万円
「たいへんお世話になったから」と言って、相場を超える品物を贈ると、相手が恐縮したり、お返しを考える手間が増えたりするのでやめます。
上司や取引先など目上の人に対して、相手からの要望がない限り、以下のような品物を贈るのは避けます。
- 現金や商品券など:額面がわかるもの
- 靴下:踏みつけるなど悪い意味を持つもの
そのほか、くわしい内容は下記の記事にまとめています。
習い事の先生
先生に、お中元やお歳暮を贈る慣習がある習い事には、音楽(ピアノ)、習字、華道、茶道、バレエなどがあげられます。
師弟関係がはっきりしていたり、礼儀作法を習ったりするようなお稽古事では「贈るのがあたりまえ」と考える人が多いです。
ほかにも、自営の習い事教室や、ボランティアに近い状態で教えてもらっている方についても同様です。
一方で、学習塾や語学(英語など)、体操、スイミング、カルチャースクールなどは、贈る習慣は特にありません。
習い事の先生へ贈る際の金額は月謝の半月~1ヶ月分が目安です。
生徒やお弟子さんが多い教室では、一人ひとりではなく、グループでお金を出しあって贈るケースもあります。
また習い事の先生には、現金や商品券(金券)が喜ばれます。
これは生徒さんが多いと、たくさんの贈答品が届くため、かさばらず、今後のお稽古事道具の購入費などに使えるためです。
お中元やお歳暮に使う贈答品で金額がわかるものを選ぶのは、基本的にマナー違反です。しかし習い事の先生に贈るぶんには、OKとされます。
渡す際は、紅白の蝶結びののし袋に入れます。お中元・お歳暮ののし紙と同じです。
時期が近づくと、何らかの連絡「◯日までに用意すること」や「謝礼は不可」があるはずなので、それに従います。
特に何の連絡もなく、先生に直接聞くのも難しい場合は、以前から通っている方に伺いを立てましょう。
仲人・媒酌人
結納や結婚式で仲人(媒酌人)を頼んだ方には、3年間(長くても5年間)を目安にお中元やお歳暮を贈ります。
もちろん、ふだんからお世話になっている方なら、以降も贈り続けて構いません。
一方で、あまり関わりのない間柄なら、3年間を区切りにした方が収まりがよいです。
予算相場は5,000円で、親や親戚に贈るときと同価格帯が目安になります。
「今後はお気遣いなく」と断りの連絡がきたら、そのタイミングで贈るのをやめます。
品物を贈らないかわりに、暑中見舞いや年賀状など、季節の挨拶状で近況を報告します。
一度だけの贈り物は「お礼」がよい理由
新しく関係性ができた方に贈るうえで注意したいのが、お中元やお歳暮は一度贈ると、今後も贈り続ける必要がある点です。
今年、たいへんお世話になった相手に、感謝の気持ちを示したいときは、贈答品の表書きを「御礼」にして贈ります。
御礼は文字通り「ありがとうございます」を伝えるものです。一度きりの贈答品の表書きにふさわしいです。
贈る時期を問わないため、お中元やお歳暮のシーズンを待たず、お礼を伝えたいときに贈りやすいのがメリットです。
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